ホリエモンこと堀江貴文氏の経歴や会社情報、年収・総資産を解説

ホリエモンの愛称で知られる堀江貴文氏は、新球団設立やフジテレビ買収計画、衆院選への出馬を契機に「時代の寵児」として世間の注目を集めました。
2025年現在、宇宙ロケット・アプリ開発・予防医療など多方面で事業を展開しており、FiNANCiE(フィナンシェ)では『ホリエトークン』をはじめ複数のプロジェクトが高い関心を集めています。
本記事では、堀江貴文氏の出身大学や結婚歴を含む基本プロフィールに加え、経営する会社や年収・総資産などの気になる情報を詳しく紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- ホリエモンこと堀江貴文氏のプロフィール
- 堀江貴文氏の学歴
- 堀江貴文氏の経歴と会社情報
- 1996年:有限会社オン・ザ・エッヂを設立
- 2000年:東証マザーズ上場
- 2004年:ライブドアへ社名変更
- 2004年:大阪近鉄バファローズの買収計画を発表
- 2005年:フジテレビ経営権獲得を目指しニッポン放送の株を買収
- 2005年:民間宇宙開発団体・なつのロケット団を結成
- 2006年:証券法取引違反で逮捕
- 2013年:インターステラテクノロジズ株式会社を設立
- 2013年:株式会社7gogoを設立
- 2014年:堀江貴文イノベーション大学校(HIU)を開始
- 2015年:SNS media&consulting株式会社を設立
- 2016年:一般社団法人予防医療普及協会を設立
- 2023年:CROSS FMの代表取締役会長・北九州市アドバイザーに同時就任
- 2024年:ホリエモンAI学校を開始
- 2024年:株式会社REAL VALUEを共同設立
- 2025年:お店の工務店株式会社の取締役に就任
- 2025年:地域航空会社・トキエアの取締役に就任
- 堀江貴文氏の政治活動や政治団体との関係
- 堀江貴文氏の年商・年収・総資産
- 『ホリエトークン』オーナー・ホリエモン|まとめ
ホリエモンこと堀江貴文氏のプロフィール
ホリエモンこと堀江貴文(ほりえたかふみ)氏は、福岡県八女市出身で生年月日は1972年10月29日、2025年10月現在の年齢は53歳になります。
インターネットがまだ広く普及していなかった1990年代にいち早くネットワーク事業に乗り出し、2000年には株式会社ライブドアを東証マザーズに上場させました。
既存の価値観を覆す言動で度々世間を賑わせており、2025年現在は宇宙ロケット・アプリ開発・予防医療など多方面で事業を展開する傍ら、政治活動にも熱心に取り組む人物として注目されています。
名前 (ふりがな) |
堀江 貴文(ほりえ たかふみ) |
---|---|
愛称 | ホリエモン |
生年月日 (年齢) |
1972年10月29日(53歳) |
出身地 | 福岡県八女市 |
学歴 | 東京大学文科3類 |
職業 | 実業家 |
肩書 | ライブドア元代表取締役社長 | 家族 | 妻※2001年頃に離婚/子供1人 | YouTubeチャンネル | 堀江貴文 ホリエモン |
離婚した妻と1人の子供がいる
あまり知られていませんが、堀江貴文氏には1999年に結婚した妻と、翌年に誕生した子供が1人います。
なお、堀江貴文氏に子供がいることは世間にあまり知られておらず、2022年にヒカル氏のYouTubeチャンネルで「子育てしていたことがある」と明かした際には、周囲を驚かせる結果となりました。
2001年頃に離婚して妻と子供とは別居しているものの、子供が成人するまで養育費を毎月支払い続けていたと伝えられています。
「もう結婚はしない」と宣言
2022年に青汁王子こと三崎優太氏のYouTubeチャンネルに出演した際、堀江貴文氏は「結婚は人生の墓場」「もう結婚はしない」と語り、再婚に対して否定的な姿勢を示しました。
その理由として、現行の結婚制度に基づくさまざまな価値観に疑問を抱いていることを明かしています。
また、堀江貴文氏は「離婚したことを後悔はしていないが寂しかった」とも語っており、この経験が再婚への考え方に影響を与えている可能性も考えられます。
野菜好きを公言
堀江貴文氏はYouTubeチャンネルで「野菜を食べてて偉い」とコメントされた際、怒りを示したことがあります。
また、2024年には自身のYouTubeチャンネルで、健康のために野菜を食べることを強要してくる人について苦言を呈しました。
同時期にX(旧Twitter)上では「野菜は好きだから食べるもの」と熱弁し、子供の頃から「美味しいと思うからたくさん食べていた」とも語っています。
和歌山県新宮市で講演を行うなど地方創生にも注力
堀江貴文氏は地方創生に力を入れており、2025年6月には和歌山県新宮市で講演会を開催しました。
この講演会では、新宮市の豊かな自然を活かしつつ、AIなど最先端技術を組み合わせた新しいビジネスのヒントを惜しげもなく語っています。
新宮市での講演会は好評を博し、参加者からは地元に真剣な目を向けてくれた堀江貴文氏への感謝の声が多く寄せられました。
堀江貴文氏の学歴
世間的に「天才」というイメージがあるホリエモンこと堀江貴文氏ですが、幼少期から明晰な頭脳の持ち主であったことがうかがえます。
ここでは、堀江貴文氏の幼少期から高校・大学時代までの歩みについて詳しく見ていきましょう。
小学校時代に学習塾「全教研」で勉強の楽しさを知る
福岡県八女市出身の堀江貴文氏は、地元の公立小学校に通っていたものの、授業やテストが簡単すぎて学校をつまらないと感じていたそうです。
しかし、小学校3年生の時に担任の教師から、久留米市にある進学塾「全教研」に通うことを勧められ、4年生から塾に通い始めました。
全教研では質の高い講師や学友に出会えたことで、勉強が楽しいと実感するようになっています。
堀江貴文氏は通塾を勧めてくれた担任に深く感謝しており、「人と出会うこと」「新しい道へ踏み出すこと」の大切さも学んだと語っています。
久留米大学附設中学校・高等学校へ進学
小学校を卒業した堀江貴文氏は、中高一貫の私立男子校である久留米大学附設中学校に進学し、そのままエスカレーター式で高等学校に進みました。
久留米大学附設中学・高校は九州でもトップクラスの進学校で、全国の難関大学への合格者が多いことでも知られています。
堀江貴文氏の中学・高校時代の詳細なエピソードはあまり明らかになっていませんが、高校入学当時の成績はトップ10クラスで、優秀さがうかがえます。
プログラミングに熱中
中学入学当時は科学やSFが黎明期を迎えており、堀江貴文氏も合格祝いに買ってもらった日立のMSXパソコン「H2」を使ってプログラミングに熱中していました。
初心者用パソコンでは物足りなくなった堀江貴文氏は、親からお金を借りてより高度なパソコンを購入し、その借金は新聞配達で稼いで返したそうです。
また、中学2年の頃には塾講師から持ちかけられたパソコン作業のアルバイトで10万円を稼ぎ、「働く楽しさ」を初めて実感しています。
これを受けて高校時代にはさらにコンピューターにのめり込み、高度なプログラミング言語を習得しましたが、その反面、勉強が疎かになり、成績は学年ワースト2にまで下がっています。
東京大学文科3類に現役合格
都会に出て自分を試したいと考えていた堀江貴文氏は、東京大学文科3類を志望しました。
当時はプログラミングにのめり込みすぎて成績が振るわなかったものの、過去問を研究して勉強のコツを掴んだ結果、現役で見事に合格しています。
また、堀江貴文氏は勉強のコツとして、効率的な学習計画を立てることに加え、十分な睡眠をとる大切さも強調しています。
堀江貴文氏の経歴と会社情報
株式会社ライブドアの元社長というイメージが強い堀江貴文氏ですが、2025年までに設立や経営に携わった会社は数知れません。
ここからは、ホリエモンこと堀江貴文氏の経歴に沿って、設立や経営に関わった会社について順に紹介します。
1996年:有限会社オン・ザ・エッヂを設立
東京大学在学中の1996年、堀江貴文氏は学生4名で有限会社オン・ザ・エッヂを設立しました。
この会社はウェブサイト制作を軸としており、インターネット黎明期にいち早く業界に参入することになりました。
なお、同社は翌年の1997年に株式会社へと改組しています。
東京大学を中退
有限会社オン・ザ・エッヂの設立後、堀江貴文氏は東京大学を中退しました。
堀江貴文氏は後に中退の理由として、東京大学は入学しただけで箔がつくためだと語っており、卒業にはあまり価値を感じていなかったようです。
なお、自身のX(旧Twitter)には「単位はそれなりに取った」と投稿していることから、中退したものの真面目な学生生活を送っていたことがうかがえます。
2000年:東証マザーズ上場
有限会社オン・ザ・エッヂは初年度から3,600万円の売上を上げ、2000年には売上高2億5,000万円で東証マザーズに上場を果たしました。
インターネット市場が未開拓の時代に、異例のスピード上場といえるでしょう。
なお、堀江貴文氏は上場について大きな感慨は抱かなかったものの、その後はより強い刺激を求めて事業をさらに発展させていきます。
2004年:ライブドアへ社名変更
2002年、堀江貴文氏は経営破綻した旧ライブドア社から営業権を取得し、有限会社オン・ザ・エッヂの名称を株式会社ライブドアへ変更しました。
なお、旧ライブドア社は広告収入を軸にした無料のインターネット接続サービスを提供していた会社です。
堀江貴文氏が率いる株式会社ライブドアは、ソフトウェア開発会社の完全子会社化や電子掲示板・インターネットラジオの営業権取得などを進め、急速に事業を拡大させていきました。
2004年:大阪近鉄バファローズの買収計画を発表
2004年、プロ球団・大阪近鉄バファローズが経営難に陥ると、堀江貴文氏は買収を申し出ました。
しかし、当時日本プロ野球組織のトップであった渡辺恒雄氏の反対などにより、買収は実現しませんでした。
堀江貴文氏は、買収失敗について「渡辺社長への根回しが足りなかった」と語り、当時の業界構造への理解不足を反省しています。
東北地方への新球団設立は断念
大阪近鉄バファローズの買収に失敗した堀江貴文氏は、今度は仙台市を拠点とした新球団設立の計画を発表しました。
同時期に三木谷浩史氏率いる楽天グループも仙台市での新球団設立を表明し、新規参入を目指すプロ野球球団を巡る争いが始まります。
ライブドア側は「ライブドア・フェニックス」というチーム名まで決めていたものの、プロ野球オーナー会議の結果、楽天に軍配が上がることになりました。
なお、堀江貴文氏は2021年に北九州を拠点とする現・北九州下関フェニックスを立ち上げ、プロ球団を持つという夢を叶えています。
2005年:フジテレビ経営権獲得を目指しニッポン放送の株を買収
2005年、堀江貴文氏が経営するライブドア株式会社は、ニッポン放送の株の35%を取得し、同社における最大株主となりました。
その目的は、ニッポン放送を通じて親会社であるフジテレビの経営権を獲得することであり、その後も堀江貴文氏は同社株を最大40.1%まで買い増しています。
ライブドア株式会社はわずか30分で700億円を投じ、ニッポン放送の筆頭株主に上り詰め、その買収スピードは世間を驚かせました。
フジテレビジョンの介入により断念
ニッポン放送を通じたライブドア株式会社の支配を危惧したフジテレビジョンは、TBOの変更など買収防止策を講じたうえで、堀江貴文氏の経営参画に反対の意を表明しました。
その後、経営権を巡る争いは法廷に場を移し、一時は堀江貴文氏が優勢となったものの、フジテレビジョンの粘り強い反発に遭い、最終的に買収を断念しています。
フジテレビ側と堀江氏は和解という形に落ち着いたものの、その後も両者の間には確執が残ったままとなっています。
2005年:民間宇宙開発団体・なつのロケット団を結成
2005年、堀江貴文氏は民間宇宙開発団体・なつのロケット団を結成し、民間ロケット打ち上げ事業に乗り出しました。
以前から堀江貴文氏は、宇宙産業が日本の次世代型産業になると予測しており、その実現のために早期から行動を開始しています。
その後、なつのロケット団は「世界一低価格で便利なロケットの開発」を目指し、都内・千葉・北海道へと拠点を移して活動の幅を広げていきました。
2006年:証券法取引違反で逮捕
2006年1月、ライブドア株式会社の証券取引法違反が発覚し、堀江貴文氏は東京地検特捜部に逮捕されました。
ニッポン放送の買収騒動が落ち着いた直後だったこともあり、この逮捕は「ライブドア事件」として世間に大きな衝撃を与えました。
堀江貴文氏は逮捕から94日後に釈放されましたが、この期間で体重が15kgも減少しています。
逮捕から7年後に刑期満了にて出所
堀江貴文氏は検察と全面的に争う姿勢を示し、法廷での決着がついたのは2011年のことです。
2006年の初起訴から約5年にわたって争った堀江貴文氏ですが、最終的に懲役2年6か月の実刑判決が確定し、2011年6月に東京拘置所に収監されました。
その後、長野刑務所で服役した堀江貴文氏は、2013年3月に仮釈放され、同年11月10日に刑期満了で出所しています。
2013年:インターステラテクノロジズ株式会社を設立
2013年、堀江貴文氏はなつのロケット団の子会社として、ロケット開発を専門に行うインターステラテクノロジズ株式会社を設立しました。
同年11月11日11時11秒には、江崎グリコとタイアップした「ポッキーロケット」を打ち上げ、1,126mの高度到達を達成しています。
また、2019年には「MOMO3号機」が日本の民間ロケットとして初めて宇宙空間に到達しました。
超小型衛星用のロケット「ZERO」は、開発段階にあり、2025年10月時点ではまだ初号機の発射は行われていません。
今後は量産化に向けた拠点整備が進められ、国内外の企業や研究機関も参画予定で、初号機の打ち上げは2025年度内に行われる見込みです。
2013年:株式会社7gogoを設立
堀江貴文氏は2013年に、グループトークアプリ「755」の開発を手掛ける会社として、株式会社7gogoを設立しました。
このプロジェクトは「堀江貴文氏の仮釈放後第1弾プロジェクト」として立案され、サービス名称の「755」は堀江氏の長野刑務所での囚人番号に由来しています。
2014年3月にサービスが開始されると、約1年で累計ダウンロード数が250万を突破するなど、大きな成長を見せました。
2014年:堀江貴文イノベーション大学校(HIU)を開始
堀江貴文氏は2014年に、会員制オンラインサロン・堀江貴文イノベーション大学校(HIU)を開始しました。
同大学校では、各分野でビジネスや趣味を持つ会員がコミュニティを形成し、自分のやりたいことを企画・実行するプロジェクト活動に取り組んでいます。
2019年時点で会員数は1,300人に達し、全国でも最大規模のオンラインサロンの一つとして成長しています。
2015年:SNS media&consulting株式会社を設立
2015年、堀江貴文氏はSNS media&consulting株式会社を設立し、2025年現在も同社の代表取締役を務めています。
同社はビジネスに特化した個人・法人向けコミュニティの運営を手掛け、代表的なサービスにはYouTubeチャンネル「堀江貴文 ホリエモン」や堀江貴文イノベーション大学校(HIU)が含まれます。
さらに、同社では堀江貴文氏によるビジネスアドバイスも提供され、実践的な経営ノウハウを学べるとして高く評価されてきました。
2016年:一般社団法人予防医療普及協会を設立
堀江貴文氏は2016年に、予防医療の正しい知識の普及を目的として一般社団法人予防医療普及協会を設立し、理事に就任しました。
同協会では、胃がん・大腸がん・糖尿病・歯周病など、防げる病気や重篤化を防ぎ、自分や家族の命を守る取り組みを推進しています。
堀江貴文氏は女性のヘルスケアにも真摯に取り組み、2022年には「女性のヘルスケアを変えれば日本の経済が変わる」を、産婦人科医の三輪綾子氏と共著で出版しました。
2023年:CROSS FMの代表取締役会長・北九州市アドバイザーに同時就任
2023年9月6日、堀江貴文氏は北九州市を拠点とするFMラジオ局・CROSS FMの代表取締役会長と、北九州市アドバイザーに同時就任しました。
CROSS FMでは、AIなどの最先端技術を活用した次世代ラジオ局の実現を掲げ、自らが進行を務める番組も放送されています。
一方で、北九州アドバイザーとしては、オールドレガシーを活用した新たなスタートアップの創出にも意欲を示し、多方面から同市の活性化に取り組む姿勢を見せています。
2024年:ホリエモンAI学校を開始
2024年、堀江貴文氏がプロデュースするホリエモンAI学校が開校されました。
このサービスでは、非エンジニアでも生成AIの活用法を学び、ビジネスの現場で実践できる点が魅力です。
ホリエモンAI学校が開校された背景には、AI活用人材をオンラインで育成し、中小企業の人手不足解消や生産性向上を目指す狙いがあります。
2024年:株式会社REAL VALUEを共同設立
堀江貴文氏は2024年に、溝口勇児氏・三崎優太氏と共に株式会社REAL VALUEを設立しました。
同社は、日本初の経営者コミュニティ「REAL VALUE」の運営を軸に、国内における優れた事業や経営者の成長支援を手掛けています。
その一環として、起業家が起業家をジャッジするYouTubeチャンネル「REAL VALUE」も開始され、2025年には登録者数が3万人を超えるなど注目を集めています。
関連記事をチェック2025年:お店の工務店株式会社の取締役に就任
2025年8月、堀江貴文氏が株式会社お店の工務店の取締役に就任することが発表されました。
同社はAIを活用し、現地調査から施工までをワンストップで提供する内装特化型の施工サービスを展開しています。
さらに同時期には「ホリエモンAI学校 建築校」のフランチャイズサービスも開始され、堀江貴文氏は建築業界の本格的なDX化に取り組む姿勢を見せています。
2025年:地域航空会社・トキエアの取締役に就任
2025年10月、堀江貴文氏は新潟県に本社を置く地域航空会社・トキエアの取締役に承認されました。
堀江貴文氏には、その発信力を活かして同社の経営安定化や航空業界の活性化に貢献することが期待されています。
さらに、宇宙関連産業にも意欲的であることから、今後は両分野がタッグを組む事業展開の可能性も示唆されています。
堀江貴文氏の政治活動や政治団体との関係
ホリエモンこと堀江貴文氏は、実業家としての顔に加え、熱心な政治活動でも知られています。
特に2005年の衆議院選出馬は、「ホリエモン」という通称を世間に広く知らしめるきっかけとなりました。
ここからは、堀江氏の政治活動や政治団体との関わりについて詳しく見ていきます。
2005年:衆議院選挙に無所属で出馬
2005年の郵政民営化をめぐる総選挙において、堀江貴文氏は旧・広島県第6区から無所属で衆議院選挙への出馬を表明し、世間を驚かせました。
もともとは自民党から福岡第1区での立候補を打診されていましたが、ライブドア株式会社の社長辞任を求められたことなどを理由に辞退しています。
縁もゆかりもない旧・広島6区を選んだ理由について、堀江貴文氏は郵政解散に賛成する立候補者がいないことを挙げています。
同区は亀井静香氏の地盤であり、厳しい選挙戦を戦った末、堀江氏は落選しました。
時代の寵児「ホリエモン」と呼ばれ始める
衆議院選挙への出馬表明をきっかけに、堀江貴文氏はメディアへの露出が増え、知名度が一気に高まりました。
インターネット黎明期に事業を成功させた実績に加え、既得権益を覆す自由な発言と実行力、そして強烈なカリスマ性が話題を呼び、時代の寵児として認識されるようになります。
同じ頃から定着しはじめた「ホリエモン」という愛称は、Yahoo!の4753株式掲示板に投稿されたニックネームに由来しています。
2010年:参議院選挙への出馬を打診される
2010年、堀江貴文氏はかつての対立候補であった亀井静香氏から、同年の参議院選挙に国民新党から出馬するよう打診されました。
亀井氏は2019年出演のテレビ番組で、2005年出馬時の堀江貴文氏について「元気で若いのが出てきた」と感じていたと明かしており、対立こそあったものの、堀江氏を評価していた様子がうかがえます。
しかし、当時ライブドア事件の係争中であったこともあり、堀江氏はこの要請を辞退しています。
出馬は辞退し応援演説に立つ
旧・民主党候補の田村耕太郎氏をはじめ、複数の党の候補者の応援演説を街頭で行いました。
地元・福岡県での応援演説には大勢の聴衆が詰めかけ、当時の堀江貴文氏の高い注目度がうかがえます。
堀江氏は応援演説で「政治には経営感覚も必要」と熱弁し、従来の価値観とは異なる視点から施政を訴える場面も見られました。
2020年:政治団体・ホリエモン新党が設立
2020年、堀江貴文氏の愛称を冠した政治団体「ホリエモン新党」が設立されましたが、堀江氏自身は設立に関与していません。
代表者の立花孝志氏は堀江貴文氏の許可を得ていると公言する一方で、堀江氏はX(旧Twitter)に「特定の政党や候補者とは関係ありません」と投稿しており、両者の主張には食い違いが見られます。
2025年現在も、堀江氏がホリエモン新党の活動に関わった事実はありません。
YouTubeチャンネルで「参政党の支持層は無党派層」と分析
2025年、堀江貴文氏はYouTubeチャンネル「ZATSUDAN×ホリエモン経営者会」に登場し、同年の参議院選挙について見解を述べました。
飛躍が目覚ましかった参政党については、主な支持層が無党派層であり、最近政治に関心を持ち始めた人に響きやすい理念だったとの独自分析を展開しています。
その後も、参政党代表の神谷宗幣氏の発言に対し、自身のX(旧Twitter)アカウントで異論を示す一幕が見られました。
堀江貴文氏の年商・年収・総資産
堀江貴文氏の2025年時点での年商・年収が気になる人も多いことでしょう。
具体的な数字は公表されていませんが、さまざまな情報から推測することは可能です。
ここでは、堀江貴文氏の2025年現在の推定年商・年収を解説するとともに、総資産についても迫ります。
推定年商は3億円~10億円
堀江貴文氏は2018年頃のインタビューで、SNS media&consulting株式会社からの役員報酬が1億円であることを明かしています。
役員報酬は年商の3%~10%で設定されることが多いため、同社の年商は少なく見積もっても3億円に上ると考えられます。
また、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)では約1,000名の生徒から月額11,000円を徴収しており、単純計算でも年間1億円以上の収益がある計算です。
さらに、堀江貴文氏には投資収益・YouTubeチャンネル収益・書籍の印税・講演料・オンラインサロン会費など複数の収入源があり、2025年時点での年商はおおむね3億円~10億円程度と推測されます。
推定年収は1億円~数億円
前項でも触れたように、2018年時点の堀江貴文氏はSNS media&consulting株式会社から年間1億円の役員報酬を受け取っています。
複数の経営する会社からも同等の役員報酬を得ている可能性は高いと考えられます。
これらの役員報酬に加えて、講演会料やYouTubeチャンネル運営料などの収入もあることから、2025年現在の年収はおおむね1億円~数億円と推測される状況です。
総資産は「100億円以上ある」と告白
2025年に三崎優太氏のYouTubeチャンネルに出演した堀江貴文氏は、貯金額を尋ねられて「100億円以上ある」と明かしました。
ライブドア社長時代に築いた資産は、同社の事件解決のためほぼ使い果たしたと語っていることから、現在の資産は2013年頃以降に蓄えられたものと考えられます。
なお、堀江貴文氏は自身のX(旧Twitter)アカウントで、稼いだ資金はロケット事業に投資していることも明かしています。
『ホリエトークン』オーナー・ホリエモン|まとめ
ホリエモンの愛称で知られる堀江貴文氏は、インターネット黎明期における事業の成功を皮切りに、ロケット事業や予防医療など次世代型産業へ次々と挑戦する実業家です。
既存の価値観に囚われない発想力を持ち、その自由な言動は良くも悪くも世の中に新しい視点をもたらしています。
FiNANCiEでは2024年から、『ホリエトークン』など複数のプロジェクトを運営しており、ユーザーも参加できるこれらのプロジェクトが今後どのように展開していくのか、ぜひ直接チェックしてみてください。
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