FiNANCiE(フィナンシェ)は、ブロックチェーン技術を活用した次世代型のクラウドファンディングサービスです。
最大の特徴として、プロジェクトのオーナーが独自の「コミュニティトークン(CT)」を発行し、サポーターがそれを購入することで、継続的な支援や関係構築が可能となります。
本記事では、FiNANCiEの基本的な仕組みやアプリの使い方、プロジェクトへの参加方法をわかりやすく解説していきますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
「FiNANCiE(フィナンシェ)」とは?
冒頭でもお伝えしたように、FiNANCiE(フィナンシェ)とは、ブロックチェーン技術を活用した新しい形のクラウドファンディングサービスです。
スポーツチーム・クリエイター・インフルエンサーなどの「オーナー」が独自のコミュニティトークン(CT)を発行し、それを購入した「サポーター」とともにプロジェクトを成長させていく仕組みを持っています。
従来型のクラウドファンディングとは異なり、トークンを介してオーナーとサポーターが継続的に交流できる場を提供することで、より深い関係性を築くことが可能です。
FiNANCiEの仕組み
オーナーは自身のプロジェクトの資金調達のために、コミュニティトークンを発行して販売します。
サポーターはコミュニティトークンを購入することで、そのプロジェクトのコミュニティメンバーとなり、活動をサポートできるようになります。
コミュニティトークンの保有量に応じて、コミュニティ内での発言権や特典を得られるだけでなく、トークンの売買による経済的なメリットも期待できるため、サポーターはプロジェクトの成長に積極的に関与する動機を持てるでしょう。
このように、FiNANCiEはトークンを通じてオーナーとサポーターが共に成長できる環境を提供しています。
FiNANCiEの始め方
FiNANCiEでは、魅力的なクリエイターやプロジェクトを選択してコミュニティトークン(CT)を購入することで、新しい形のファンコミュニティに参加できます。
アプリのインストールから始まり、アカウント作成・ポイント購入・トークン取引まで、順を追って詳しく見ていきましょう。
まずは基本的な始め方のステップを確認していきますので、FiNANCiEの利用を始めたばかりの方はぜひ参考にしてみてください。
FiNANCiEアプリをインストールする
FiNANCiEの利用を始めるには、まずアプリをインストールしてください。
iOSなら「App Store」、Androidなら「Google Play」からダウンロードできるので、それぞれの検索フォームに「FiNANCiE」と打ち込み、「F」の文字が入ったアイコンを見つけます。
インストール後、アプリを起動するとログイン画面が表示されますが、初めて利用する場合はアカウントを作成する必要があるので、次のステップに進みましょう。
アカウントを作成する
アプリをインストールしたら、「ゲスト登録してはじめる」をタップし、ニックネームを入力することで簡単にアカウントが作成できます。
その後、メールアドレスまたはSNSアカウントとの連携を行うと、アカウントの安全性が高まり、スムーズな利用が可能になります。
メールアドレスで登録する場合は認証メールが届くので、記載されたリンクをクリックして認証を完了させましょう。これにより、アカウントの本登録は完了です。
FiNANCiEポイントを購入する
コミュニティトークンの購入に必須なのがFiNANCiEポイントです。ポイントを取得するには、アプリの「アカウント」タブから「FiNANCiEポイント/売上金」メニューを開き、「ポイント購入」を選択してください。
始めてFiNANCiEを利用する場合、支払い方法はクレジットカード・コンビニ払い・銀行振込の3種類が用意されているので、用途や金額に応じて最適な方法を選びます。
ポイントは1ポイント=1円で、最低500ポイントから購入可能です。購入後、ポイントの有効期限は180日間なので、期限切れにならないよう注意しましょう。
無料で獲得するには「FiNANCiEポイントモール」を利用
FiNANCiEポイントを無料で獲得したい場合は、「FiNANCiEポイントモール」を活用しましょう。
ポイントモールでは、特定のサービスに登録したり、クレジットカードを発行したりすることで簡単にFiNANCiEポイントを貯めることができます。
ポイントモールにアクセスするには、アプリの「FiNANCiEポイント/売上金」メニューから「ポイントを貯める」を選択してください。
利用できる案件を確認し、条件を満たすことでポイントが付与されます。無料でポイントを増やすことで、より多くのコミュニティトークンが購入できるようになり、コミュニティ活動を楽しむことができます。
コミュニティトークンを購入する
まずは支援したいプロジェクトを見つけるため、アプリ右下の「オーナー」ページからコミュニティを検索します。
興味のあるコミュニティが見つかったら、ホーム画面でフォローボタンをタップしてフォローを完了させましょう。
その後、コミュニティのマーケットタブから「購入」を選択し、支払額を入力すると購入トークン数と購入単価が表示されます。
購入の際は、購入価格の10%が手数料として差し引かれることや、支払いで余ったFiNANCiEポイントは返却されないという点に注意が必要です。
コミュニティの活動に参加する
コミュニティトークンを購入したら、さまざまな形でコミュニティ活動に参加できます。
アプリ下部の「フィード」ページでは、フォローしているコミュニティの最新情報やオーナーからの重要なお知らせが投稿されるので、こまめにチェックするようにしましょう。
また、「トーク」ページではコミュニティメンバーとの議論に参加可能で、各チャンネルの最新の書き込みも一覧で確認できます。
特定の投稿や参加者に感謝の気持ちを伝えたい場合は、「応援ギフト」機能を使ってトークンを贈ることも可能です。
FiNANCiEポイントの使い方
FiNANCiEポイントは、コミュニティトークン(CT)を購入する際に使用する重要な決済手段です。
そして、コミュニティトークンの購入方法には「二次流通」と「一次販売」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
二次流通は既に市場で取引されているトークンを購入できる手軽な方法で、一次販売は新規プロジェクトのトークンをいち早く手に入れられる方法です。
初めての方は二次流通からスタートし、慣れてきたら一次販売にもチャレンジしてみましょう。
二次流通でコミュニティトークンを購入する
二次流通でのコミュニティトークン購入は、マーケットに出回っているトークンを買い付ける方法です。
FiNANCiEの各プロジェクトページにある「マーケット」タブから、基本的にはいつでもコミュニティトークンを購入できます。
購入金額は100ポイントから設定可能で、ID登録や口座開設などの追加手続きは不要です。
また、マーケットではコミュニティトークンの売却も可能で、売却益は「売上金」として受け取ることができ、これは現金として銀行口座への出金が可能です。
一次販売でコミュニティトークンを購入する
一次販売は「ファンディング」とも呼ばれ、新規プロジェクトのトークンを先行して購入できる機会です。
FiNANCiEアプリの「ファンディング」タブから参加できる仕組みで、マーケットでの取引が始まっていない段階でトークンを確保できます。
購入する際は、プロジェクトの内容や将来性をしっかりと確認することが重要です。
なお、この方法は機会が限られることもあり上級者向けですが、将来的な価値上昇の可能性がある魅力的なプロジェクトに早期から参加できる点は大きなメリットです。
FiNANCiEポイントに関する注意点

FiNANCiEポイントは、コミュニティトークン(CT)を購入するために重要な要素ですが、利用する際にはいくつかの注意点があります。
ポイントの購入から使用、有効期限まで、それぞれの段階で気を付けるべきポイントを理解しておくことで、効率的にサービスを利用することが可能です。
特に初めて利用する方は、思わぬ損失を防ぐためにも、各種手数料や制限事項をしっかりと把握しておきましょう。
購入時に5%の手数料がかかる
FiNANCiEポイントを購入する際には、決済方法によって異なった手数料が発生するため、購入額に応じた適切な決済方法を選ぶことが重要です。
例えば、銀行振込を利用すれば手数料は0.5%と低く抑えられますが、最低購入金額が50,000円に設定されているため、少額で利用したい方には不向きです。
一方、コンビニ決済は最低500円から利用できますが、手数料が一律200円または購入額の5%と比較的高くなります。
有効期限がある
FiNANCiEポイントには有効期限が設定されており、購入または受け取りから180日を過ぎると自動的に失効します。
失効したポイントは再利用できないため、ポイントを貯めたまま放置しないように注意しましょう。
ポイントの失効30日前にはメールやアプリ内で通知が届きますが、うっかり忘れてしまうことのないよう、定期的にアプリ内の「ポイント履歴」から有効期限を確認することをおすすめします。
購入後は返金してもらえない
FiNANCiEは一度購入したポイントの返金には対応しておらず、誤って多く購入した場合や、サービスを利用しなくなった場合でも、ポイントを現金に戻すことはできません。
ただし、FiNANCiEポイントをコミュニティトークンに交換し、マーケットプレイスで売却することで間接的に日本円へ換金することは可能です。
しかし、この方法では売却時に10%の手数料が発生するため、売却益によっては購入時よりも少ない金額での換金となる可能性がある点に注意しましょう。
直接換金はできない
FiNANCiEポイントが直接換金できないのは、ポイントがコミュニティ内でのトークン購入やサービス利用を目的として発行されているためです。
先ほども解説したように、現金化を希望する場合、FiNANCiEポイントを利用してコミュニティトークンを購入し、その後マーケットプレイスで売却する必要があります。
ただし、売却時には10%の手数料が発生するほか、トークンの価値が購入時より下がっている場合などは希望価格で売却できるとは限らないので、ポイントは計画的に購入しましょう。
コミュニティトークン(CT)の使い方
FiNANCiEのコミュニティトークン(CT)は、コミュニティメンバー間の交流や価値の共有を促進する重要な機能ともなります。
具体的には、メンバーへの感謝の気持ちを伝えたり、長期保有によってコミュニティへの貢献度を示したりできます。
また、マーケットプレイスでの売却を通じて、コミュニティの成長による経済的なメリットを得ることも可能なので、本項目ではそれらの使い方について詳しく見ていきましょう。
コミュニティメンバーに送る
コミュニティトークンはメンバー間で贈り合うことができ、プロジェクトの盛り上げを促進する役割を持っています。
コミュニティトークンを送る方法は簡単ですが、直接ユーザーに対して送るのではなく、投稿に送付といった形式が必要になります。
まずは送付メッセージの下に表示される「Fアイコン」をタップし、その後「トークンを贈る」ボタンを押して、送付するトークンの枚数を指定しましょう。最後に「OK」をタップすれば送信完了です。
この機能を活用することで、活発なコミュニティ作りに貢献できるでしょう。
もらったトークンを受け取る方法
コミュニティトークンを受け取る方法はシンプルで、まずアプリ画面の上部にある「プレゼント」マークをタップします。
すると「ギフトボックス」画面が開き、届いたコミュニティトークンが一覧が確認できるので、定期的にプレゼントをチェックし、受け取り忘れを防ぐようにしましょう。
そして、コミュニティトークンをまとめて受け取りたい場合は「まとめて受け取る」ボタンを押すだけで所有トークンに反映され、個別に受け取りたい場合はリストの中から選択して受け取ることが可能です。
受け取ったコミュニティトークンは、ホールドやマーケットプレイスでの売却など、さまざまな用途で活用できます。
ホールドする
コミュニトークンをホールドするには、まずWeb版FiNANCiEにログインし、FiNANCiEアカウントとウォレットを連携させる必要があります。
その後、コミュニティのホーム画面から「コミュニティトークンホールド」ボタンをクリックし、ホールドしたいトークン数を入力して、最終的に「追加でホールドする」→「確定」の順にタップすれば、手続き完了です。
ただし、コミュニトークンを一度ホールドすると、一定期間売却や譲渡はできなくなるため、慎重に判断する必要があります。
マーケットプレイスで売却する
FiNANCiEのマーケットプレイスではコミュニティトークンの売買が可能ですが、売却するには、まず売却したいトークンのオーナーページを開きます。
そして画面上部の「マーケット」ボタンをタップしてから「売却」ボタンを選択し、売却したいトークン数を入力します。最後に「確定」ボタンを押せば、売却手続きが完了です。
なお、マーケットオープン直後は売買上限が設定されることがあるため、事前に確認しておくとスムーズに取引できます。
また、売却時には10%の手数料が発生するため、売却価格は手数料を考慮したうえで設定するとよいでしょう。
コミュニティトークン(CT)に関する注意点

コミュニティトークン(CT)は、FiNANCiE内の各プロジェクトに参加するための重要な要素ですが、利用する際にはいくつかの点に注意しなければなりません。
特に、売買時の手数料・ロック期間・ホールド後の制約・売上金の自動処理など、事前に理解しておくべきルールが存在します。
これらの仕様を知らずに取引を行うと、予想外の制限に直面する可能性があるため、以下で詳細を確認していきましょう。
売買時に10%の手数料がかかる
コミュニティトークンの売買には、それぞれ10%の手数料がかかります。つまり、トークンを購入する際と売却する際の両方で手数料が発生するため、合計で最大20%のコストがかかる可能性があります。
例えば、10,000円分のトークンを購入すると、10%=1,000円の手数料が差し引かれるので、実際に受け取れるのは9,000円分のトークンとなります。
また、売却時にも10%の手数料がかかるため、購入時の単価で9,000円分のトークンを売却する場合、最終的に手元に残る金額は8,100円分となる計算です。
ロック期間がある
特定の条件下で取得したコミュニティトークンにはロック期間が設定されます。
例えば、初期サポーターとして獲得したコミュニティトークンは、プロジェクトの初回ファンディング終了から3ヶ月間は売却できません。
ロック期間が設定されている理由として、プロジェクトの開始直後は多くのユーザーの関心が高いため、直後の売却を防ぎコミュニティを活性化させることが考えられます。
ホールド後は一定期間使用できない
一度コミュニティトークンのホールドを開始すると、180日間は売却や譲渡ができず、解除もできません。
ホールドには、プロジェクトへの貢献度を高めるという意義があり、特定のコミュニティでは、ホールドの量や期間に応じてプロジェクト内の投票権や特典が得られることがあります。
このようにメリットも大きいコミュニティトークンホールディングですが、180日間の制限を考慮すると、短期間での売却を目的としたユーザーには向いていないと言えるでしょう。
売上金は自動処理される
FiNANCiEでコミュニティトークンを売却すると、売却益が出た場合には売上金として計上されます。
売上金の出金申請を行った日を基準に、出金処理が開始される日程が決まっており、即時に出金されるわけではない点に注意が必要です。
また、売上金が1,000円未満の場合や、出金口座の登録が完了していない場合は、口座への出金処理が行われず、一定の期間を過ぎると売上金はFiNANCiEポイントへ自動変換されてしまいます。
そのため、売却した資金を現金として引き出したい場合は、事前に出金口座を登録し、売上金が1,000円以上になるように調整しましょう。
FiNANCiEの人気コミュニティ5選

FiNANCiEにはさまざまな分野のプロジェクトが存在し、各プロジェクトは独自の目的やビジョンを掲げながら、コミュニティトークンを活用することでユーザーとの活発な交流を試みています。
ユーザーは自分の興味に合ったコミュニティに参加することが可能ですが、本項目では特に人気の高い5つのコミュニティを紹介していきますので、参考にしてみてください。
FCトークン@林尚弘
『FCトークン@林尚弘』は、フランチャイズ事業を支援することを目的としたプロジェクトです。
林尚弘氏は、人気YouTubeチャンネル「令和の虎」の運営者として知られ、フランチャイズ展開に関する豊富な知識と実績を持っています。
このプロジェクトの特徴は、フランチャイズ加盟者や投資家とともにサポーターが事業を成長させる点にあります。
コミュニティトークンを保有するサポーターは、事業の発展に直接関与できるだけでなく、プロジェクトの成功に応じた還元が受けられるのも魅力です。
ポイ活トークン(POI)
『ポイ活トークン(POI)』は、FiNANCiE公式のポイントモールなどで貯めたポイントを活用してトークンを購入できる、新しい仕組みのプロジェクトです。
一般的なコミュニティトークン購入とは異なり、実際のお金を使わずに参加できる点が大きな特徴となっています。
このコミュニティでは「おすすめのポイ活案件」や「FiNANCiEを活用したお得な情報」などが発信されており、ポイ活ユーザーにとって非常に有益な場となっています。
ポイ活を日常的に行っている人や、リスクを抑えてトークン取引を体験したい人には最適のプロジェクトだと言えるでしょう。
CryptoNinja Games(CNG)
『CryptoNinja Games(CNG)』は、人気ブロガーであり、Web3領域のインフルエンサーとして知られるイケハヤ氏が主導するプロジェクトです。
FiNANCiE内でも特に注目度の高いコミュニティの1つで、「Web3ゲーム制作」をテーマにしています。
実際にCNGトークンは、過去に1トークン=1,001円超を記録したこともあるほど、投資家の関心を集めています。
また、FiNANCiE内の「アクティブコミュニティランキング」では直近2ヶ月連続で1位を獲得するなど、目に見える成長を続けている活発なコミュニティです。
ALIEN CAT
『ALIEN CAT』は、ネットミームから誕生したキャラクターを軸に展開されるプロジェクトで、「ミームトークン」の概念を取り入れた実験的な取り組みを行っています。
一般的なプロジェクトとは異なり、「NO ROADMAP」「NO UTILITY」「NO PROMISES」というコンセプトのもと、コミュニティの成長に応じて価値が決まる仕組みを採用しています。
クリプト業界におけるミームコインの文化を楽しみたい人や、独自の経済圏を築いていくことに興味がある人に向いているプロジェクトです。
通販の虎@桑田龍征
『通販の虎@桑田龍征』は、「令和の虎」で知られる桑田龍征氏が手掛けるプロジェクトで、人気通販サイト「通販の虎」の公式トークンコミュニティです。
YouTubeチャンネルの登録者数は7.84万人を超え、扱う商品の売上が1億円を突破するなど、高い実績を誇ります。
このプロジェクトの魅力はトークンを活用した特典制度で、例えば250トークン以上を保有すると「通販の虎」で販売される新商品を先行購入できるなど、ユニークな特典が用意されています。
通販ビジネスに興味がある人や、実際に使える特典を求めている人に適したコミュニティです。
フィナンシェトークン(FNCT)の使い方
フィナンシェトークン(FNCT)は、FiNANCiEのエコシステムを支える重要な仮想通貨です。
フィナンシェトークン(FNCT)はFiNANCiEポイントの購入手段にとどまらず、コミュニティ活動の報酬・ガバナンス投票・ステーキングなど、多岐にわたる用途で活用されています。
ここでは、フィナンシェトークン(FNCT)の具体的な使い方について詳しく見ていきましょう。
FiNANCiEポイントを購入する
フィナンシェトークンを活用する最も基本的な方法は、FiNANCiEポイントを購入する方法です。
フィナンシェトークンでFiNANCiEポイントを購入することにより、コミュニティトークンの購入やコミュニティ活動への参加が可能になります。
従来、FiNANCiEポイントは日本円でのみ購入できましたが、フィナンシェトークン(FNCT)を使うことで、より多くのコミュニティトークン(CT)を獲得できるようになりました。
このような仕組みは、エコシステムを活性化させるためのインセンティブの一環となっています。
コミュニティへの報酬に使う
FiNANCiEでは、各コミュニティが活発に運営されるように、フィナンシェトークンを報酬プールに配分しており、ユーザーはこの報酬プールからフィナンシェトークンを受け取ることが可能です。
報酬の受け取りには「Claim方式」が採用されています。そして、ユーザーが報酬を引き出す際には、少額のネットワーク手数料(ガス代)が発生する点に注意が必要です。
また、報酬として多くのフィナンシェトークンを受け取るためには、参加しているコミュニティで積極的に活動し、アクティブコミュニティランキングで上位入りすることが重要となります。
ステーキングに使う
フィナンシェトークンのもう1つの活用方法は、ステーキングです。ステーキングとは、一定量のフィナンシェトークンをロックすることでエコシステムの維持や成長に貢献し、その見返りとして報酬を得る仕組みです。
FiNANCiEでは「バリデーター」もしくは「デリゲーター」としてステーキングに参加でき、それぞれの役割に応じた報酬を得ることができます。
バリデーターに選ばれるとより多くの報酬が得られますが、誰もがバリデーターになれるわけではありません。しかし、バリデーターにフィナンシェトークンを預けるデリゲーターも、報酬の一部を受け取ることが可能です。
投票活動(ガバナンス)に参加する
FiNANCiEでは、フィナンシェトークンを活用したガバナンス(投票活動)が実施されており、フィナンシェトークンを一定量保有・ロックすることで、ガバナンスへの参加権が得られます。
ガバナンスでは、サービス改善やコミュニティの方向性に関する重要な決定が行われるので、参加者は投票を通じてエコシステムの発展に貢献することが可能です。
さらに噛み砕いて言うと、投票活動に参加することでFiNANCiEの運営方針に関与できるため、興味がある場合は積極的にガバナンスに参加すると良いでしょう。
コミュニティに寄付する
フィナンシェトークンを特定のコミュニティに寄付することも可能です。
通常、FiNANCiEではコミュニティトークンを購入することでコミュニティを支援できますが、フィナンシェトークンを寄付することで、より直接的に応援の意思を示すことができます。
寄付されたフィナンシェトークンは、コミュニティの運営資金として活用されることが多く、プロジェクトの継続や新たな取り組みの資金に充てられます。
特に、特定のコミュニティに深く関わりたいと考えている場合、寄付は効果的な手段となるでしょう。
フィナンシェトークン(FNCT)に関する注意点

フィナンシェトークン(FNCT)を活用する際には、いくつかの重要な注意点があります。特に対応ネットワークの違いや、取引に必要なガス代について理解しておくことが大切です。
ネットワークの違いを把握していないと、誤った方法で取引を進めてしまい、最悪の場合はフィナンシェトークンを消失してしまうリスクもあります。
また、ガス代の仕組みを知らないと思わぬコストが発生することもあるので、本項目ではフィナンシェトークンに関する注意点を確認していきましょう。
対応ネットワークが複数ある
フィナンシェトークンは、Ethereum(イーサリアム)とPolygon(ポリゴン)の2つのブロックチェーンネットワークに対応しています。
しかし、どのネットワークのフィナンシェトークンを取引するかは、利用する仮想通貨取引所によって異なるので注意が必要です。
例えば、コインチェックではEthereumのネットワークに対応したフィナンシェトークンを取り扱っており、OKコインジャパンではEthereumとPolygonそれぞれに対応したフィナンシェトークンを取り扱っています。
したがって、取引の状況に合わせてフィナンシェトークンの対応ネットワークを確認しましょう。
ガス代がかかる
フィナンシェトークンのを送受信する際には、ガス代と呼ばれる手数料が発生します。
ガス代はブロックチェーン上で取引を実行するために必要な手数料ですが、ネットワークの混雑状況によって変動するため、ガス代を節約するためには取引を行うタイミングも重要です。
ネットワークが混雑している時間帯を避けることで、比較的安いガス代で取引が可能になるので、ガス代の特徴を理解しつつ計画的に取引を行うようにしましょう。
FiNANCiE NFTの始め方
FiNANCiEでは、特定のコミュニティトークンを保有しているユーザーに対し、NFTが無料配布されることがあります。
このNFTを受け取るためには、事前に「FiNANCiE NFT専用サイト」と「FiNANCiEアプリ」の連携、さらにウォレットの登録が必要です。
事前準備をしておくことで、スムーズにNFTを受け取ることができるので、以下の手順を詳しく見ていきましょう。
FiNANCiE NFTとFiNANCiEアプリを連携する
まず、FiNANCiE NFTの専用サイトにアクセスし、画面右上にあるメニューマークをタップしてから「ログイン」を選びます。
次に、「FiNANCiEアプリでログイン」ボタンをタップし、アプリとサイトの連携を進めます。表示される内容を確認し、「許可する」ボタンを押せば、ログインが完了です。
その後、画面右上のアイコンマークをタップし「アカウント連携」を選びますが、ここで「FiNANCiEアプリ連携」の項目が「連携済み」と表示されていれば、アプリとの連携は正常に完了しています。
ウォレットを登録する
FiNANCiE NFTの受け取りには仮想通貨ウォレット「メタマスク(MetaMask)」を利用するため、事前にメタマスクのアプリをインストールしておくとスムーズです。
まず、FiNANCiE NFTの専用サイトを開き、画面右上のアイコンをタップしてください。「アカウント連携」「ウォレット登録」の順に選択し、「MetaMask」をタップした後「接続」ボタンをタップします。
続いて「続行」をタップし、最後に「署名」をタップすれば、ウォレットの登録が完了します。「アカウント連携」画面で「登録済み」と表示されていれば成功です。
FiNANCiEの使い方に関するQ&A

FiNANCiEは独自の仕組みを持つクラウドファンディングサービスであり、FiNANCiEポイントやコミュニティトークン(CT)を活用したプロジェクト運営が特徴です。
しかし、初めて利用する場合、システムの仕組みや機能の詳細について疑問を持つ人も多いでしょう。
ここでは、FiNANCiEを利用する際に多くのユーザーが抱える疑問をQ&A形式で解説していきますので、これからサービスを活用しようというときは参考にしてみてください。
招待コードとは?
FiNANCiEの「招待コード」とは、新規ユーザーがアカウントを作成する際に入力できるコードを指し、このコードを使用すると特典としてFiNANCiEポイントを獲得できる場合があります。
招待コードの利用方法は簡単で、会員登録時に指定の入力欄にコードを入力するだけです。ただし、招待コードには有効期限や使用回数の制限が設けられていることがあるため、利用前に注意点を確認しましょう。
なお、招待コードを入力しなくてもFiNANCiEの利用は可能ですが、特典を受け取った方がお得にサービスを利用できるので、事前にコードを入手しておくとよいでしょう。
運営からのお知らせはどこ?
FiNANCiEの運営からのお知らせは、主にFiNANCiEアプリ内の「お知らせ」や公式SNSで確認できます。
特に、アプリのトップページにはサービスに関する最新情報が表示されるため、定期的にチェックすることで重要なアナウンスを見逃さずに済みます。
さらに、FiNANCiEの公式Xでも最新のアップデートやキャンペーン情報が発信されるため、アプリだけでなく外部SNSもフォローしておくと便利です。
持っているトークンの確認方法は?
FiNANCiEで保有しているトークンは、アプリ内の「ウォレット」や各コミュニティの「トークン管理」画面から確認できます。
アプリのメニューから「ウォレット」にアクセスすると、自分が所有しているFiNANCiEポイントやコミュニティトークンの詳細が一覧表示されます。
また、各コミュニティごとの保有トークンを確認したい場合は、該当のプロジェクトページにアクセスし、「トークン管理」や「マイトークン」のタブを開きましょう。
ここでは、現在の保有数のほか、トークンの価格推移や過去の取引履歴なども確認できます。
FiNANCiE(フィナンシェ)の始め方や使い方|まとめ
FiNANCiE(フィナンシェ)は、コミュニティトークンを通じてオーナーとサポーターが継続的に交流できるブロックチェーン技術を活用した新しいクラウドファンディングサービスです。
ユーザーはFiNANCiE公式のアプリやWebサイトからアカウントを作成した後、FiNANCiEポイントを購入してコミュニティトークン(CT)を購入することで、プロジェクトを支援できます。
サービスを円滑に利用するためには、あらかじめ始め方や使い方、各種手数料や注意点などを理解しておくことが大切なので、FiNANCiE初心者は本記事を参考にしながらアカウント作成から初めてみてください。