近年、Web3技術はさまざまな分野で注目を集めています。そんな中、瀬戸内海の漁師YouTuberが「漁業3.0」に挑む画期的なプロジェクト『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』が始動しました。
このプロジェクトは、単なる資金調達手段としてだけではなく瀬戸内海の牡蠣養殖業の活性化、ひいては日本の魚を愛でる食文化の継承を目指しています。
本記事では『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトの特徴やトークンの価格、販売場所や買い方などを解説していきます。
目次
瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』とは漁業のアップデートを目指すプロジェクト
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』は、Web3技術と牡蠣養殖を組み合わせた、これまでにない試みと言えます。
漁業の未来に危機感を持つ現役漁師でありYouTuberでもある渡邉将人氏が立ち上げた、次世代の漁業モデルとも言えるプロジェクトです。
サポーターはトークンを活用したコミュニティへの参加を通じて漁業を応援でき、そのような仕組みも特徴の1つですが、詳しくは以下で解説していきます。
プロジェクトの特徴
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトは、環境負荷が少ないバスケット方式の牡蠣養殖を採用することで、持続可能な漁業の追求を目指しています。
この方式は海を守りながら安定した牡蠣の生産を可能にするだけでなく、通年雇用を実現して漁師の収入を安定させることにもつながると考えられています。
さらに、トークンコミュニティによる共創も特徴の1つで、トークンホルダーは限定動画の視聴やイベント参加などの特典を受けられるだけでなく、プロジェクトの運営にも参加が可能です。
プロジェクトの活動計画
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトの活動計画として、YouTubeや限定動画などを通して、牡蠣養殖の様子を毎月レポートしていく予定です。
また、牡蠣養殖に関する質問にも回答するなど、トークンホルダーとの積極的なコミュニケーションを図り、一定以上のトークンを保有する方には牡蠣の優待購入権も提供します。
さらに、島での牡蠣養殖体験や牡蠣パーティー(オフ会)などの開催も計画しており、サポーターは深くプロジェクトに関わることができるでしょう。
プロジェクトの活動報告
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトの活動報告は、大きく分けて販売活動とコミュニティ活動の2つの軸で展開しています。
具体的な活動報告としては、特別に大きく育てたプレミアム牡蠣の販売をはじめ、トークンホルダー限定のYouTube配信やSKTトークンのプレゼント企画などが確認できます。
さらに、おすすめの牡蠣の食べ方企画、人気投票やリワードプログラムなど、さまざまな企画が検討・実施されているため、FiNANCiE上の活動報告ページのこまめなチェックがおすすめです。
プロジェクトの支援特典
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトへの支援は、トークン購入を通じて行われ、保有数に応じてさまざまな特典が用意されています。
まず、牡蠣の優待購入権では旬の新鮮な瀬戸内牡蠣を特別価格で購入できるため、牡蠣好きにはたまらない特典だと言えるでしょう。
さらに、トークンホルダー限定のコンテンツも提供され、限定動画では渡邉氏による牡蠣養殖の詳しい解説が聴けるほか、日々の活動の様子や普段は見られない養殖場の様子などを視聴できます。
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』の運営者：将人氏について
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトのリーダー・渡邉将人氏は、瀬戸内海で底引き網漁業を営む傍ら、人気YouTuberとしても活躍しています。
伝統的な漁業を守りながら、新しい技術や手法を取り入れ、日本の魚を愛でる食文化を次の世代に残すために、漁業のアップデートに挑戦中です。
伝統的な底引き網漁業をやりながらYouTubeをスタート
愛媛県今治市の大島で代々続く底引き網漁業を営む渡邉将人氏は、2020年6月にYouTubeチャンネル「瀬戸内海の漁師まさと」を開設し、YouTuberとしての活動を開始しました。
当初はスキマ時間を利用しての活動でしたが、漁師の日常・漁の様子・釣った魚で料理など、さまざまな動画を投稿して人気を集めています。
渡邉氏は、4年間で登録者数20万人・総再生回数8500万回以上を達成する人気YouTuberへと成長し、さらにはYouTube活動を通して漁業の魅力を広く発信することにも成功しています。
2023年には島で牡蠣養殖をスタート
瀬戸内海の漁獲量減少という深刻な現状を目の当たりにし、漁業の未来に危機感を抱いた渡邉氏は、新たな挑戦として2023年から牡蠣養殖に乗り出しました。
「瀬戸内の魚をみんなに食べて欲しい」「漁師という生き方を次の世代に選択肢として残したい」という強い想いから始まったこの取り組みは、持続可能性を重視した革新的な試みと言えるでしょう。
冒頭でもお伝えしましたが、渡邉氏のカキ養殖は環境負荷が少ないとされるバスケット方式を採用しており、牡蠣を籠に入れて海中で育てるため海底を傷つけにくく、自然環境への影響を抑えることができます。
FiNANCiEでプロジェクトを立ち上げる
牡蠣養殖のさらなる発展、そして瀬戸内海の漁業活性化を目指し、渡邉氏は2024年10月にFiNANCiEプラットフォーム上で『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトを立ち上げました。
FiNANCiEは、スポーツチーム・クリエイター・インフルエンサーなどのコミュニティ運営を支援するプラットフォームであり、トークン発行によるファンディング機能などを提供しています。
渡邉氏はこのプラットフォームを活用し、『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』のコミュニティを構築、独自の牡蠣育成・販売方法を実現するためにトークン発行を導入しました。
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトのトークン価格
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトは、FiNANCiEプラットフォーム上で展開されている、漁業のアップデートを目指すプロジェクトです。
プロジェクトへの参加は、SKTトークンの購入から始まります。ここでは、トークン購入を検討している方に向けて、トークンの価格や価値などについて詳しく解説します。
2025年2月時点のトークン価格
2025年2月現在の『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトのトークン価格は、1トークンあたり7.0006円です。
発行済トークン総数は290万となり、FiNANCiEにおいてコミュニティの規模を測る指標となる時価総額は2,000万円を超えています。
2,000万円という数字は他の大型プロジェクトと比較すると小規模ではありますが、『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』が少数の熱量が高いサポーターに支えられているとも考えられます。
チャートで見るトークン価値の動向
FiNANCiEのWebサイトやアプリでは『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』の価格や時価総額の推移をチャートで確認できます。
例えば、1年単位のチャートを見ると2024年11月16日に14.9366円の最高値を記録したことがわかりますが、これはファンディング終了直後、マーケット初日の記録となります。
トークンの価格変動は、プロジェクトの進捗状況や市場の動向などさまざまな要因が絡み合って生じるため、トークン購入を検討する際は、プロジェクトの活動内容や将来性なども考慮することが重要です。
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトのトークンはどこで買える？
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』は、仮想通貨ではなくFiNANCiEプラットフォーム独自のデジタルグッズなので、購入できる場所はFiNANCiEのプラットフォーム内に限られます。
以下では、FiNANCiE内での具体的な購入方法・販売場所・過去の販売実績について詳しく解説していきますので、トークン購入を検討している方はご確認ください。
トークンの販売場所
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』の販売場所は、FiNANCiEプラットフォーム内の各コミュニティに設置されている「マーケットプレイス」で、Webサイトまたはアプリからアクセスできます。
マーケットプレイスはトークンの二次流通市場としての役割も担っており、ユーザーは他のユーザーからトークンを購入したり、逆に保有するトークンを売却したりすることが可能です。
また、プロジェクトオーナーである渡邉将人氏から直接トークンを購入できる「トークン販売」も、このマーケットプレイス上で行われます。
トークンの買い方
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』の購入方法は大きく分けて2つあります。
1つ目は、FiNANCiEプラットフォーム内のマーケットプレイスで、他のユーザーが売却に出しているトークンを購入する方法です。
この場合、先にクレジットカードや銀行振込などでフィナンシェポイントを購入し、そのポイントを使ってトークンを購入します。
2つ目は、プロジェクトオーナーが実施するトークン販売で購入する方法ですが、こちらは法定通貨での決済が可能なうえ、多くの場合は購入特典が付与されます。
トークンの販売実績
初期サポーター募集として行われた初期トークン販売では、3,390名ものサポーターによってトークンが完売し、626万円の資金調達に成功しました。
これはプロジェクトへの高い期待を反映した大きな成果と言えるでしょう。
さらに、FiNANCiEのマーケットプレイスでの二次流通開始後には『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』のトークン価格は初期販売価格の3倍にまで高騰、一時的に取引が停止される「ストップ高」となりました。
FiNANCiE『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクト｜まとめ
本記事では、FiNANCiEプラットフォーム上で展開されている『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトについて、特徴・トークンの購入方法・プロジェクトの魅力などを解説してきました。
『瀬戸内牡蠣トークン(SKT)』プロジェクトでは、漁師YouTuber渡邉将人氏が瀬戸内海の牡蠣養殖活性化を目指し、トークンという革新的なデジタルアイテムで資金調達を行っています。
トークンを購入してサポーターになるとオフ会への参加や限定動画の視聴といった特典を受けられる可能性もあるので、興味のある方はコミュニティへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。
