FiNANCiE(フィナンシェ)を楽しむうえで欠かせないのがコミュニティトークン(CT)ですが、実は日本円で直接決済ができません。
トークンを買うにはフィナンシェトークン(FNCT)やフィナンシェポイント(FiNANCiEポイント)が必要であり、さらに一次販売と二次流通では買い方が異なります。
本記事では、 FiNANCiEのコミュニティトークン(CT)の買い方や、購入したトークンの使い方を解説しますので、FiNANCiEのサービスを最大限活用するためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
- FiNANCiEのコミュニティトークン(CT)とは
- コミュニティトークン(CT)の買い方は3通り
- コミュニティトークン(CT)を買う前にやるべきこと
- フィナンシェポイント(FiNANCiEポイント)の買い方
- 【ポイント決済】コミュニティトークン(CT)の買い方
- 【ポイント決済】コミュニティトークン(CT)購入時の注意点
- 【FNCT決済】コミュニティトークン(CT)の買い方
- 【FNCT決済】コミュニティトークン(CT)購入時の注意点
- 一次販売と二次流通では獲得トークン数が違う?
- コミュニティトークン(CT)の使い方
- コミュニティトークン(CT)の売買に関する注意点
- フィナンシェのコミュニティトークン(CT)の買い方|まとめ
FiNANCiEのコミュニティトークン(CT)とは
コミュニティトークンはFiNANCiEで実施されているプロジェクトそれぞれが独自に発行するトークンであり、FiNANCiE以外での利用はできません。
コミュニティトークン(CT)の買い方・使い方についてスムーズに理解するためにも、まずは目的や仕組みといった基本的な情報を理解しておきましょう。
ここでは、コミュニティトークン(CT)の概要について解説します。
コミュニティトークンの目的
コミュニティトークンの主な目的は、FiNANCiE内のコミュニティを活性化させながら、各オーナーがプロジェクトに必要な資金を調達することです。
一般的にクラウドファンディングは、オーナーからサポーターへの一方向のアクセスとなりがちですが、FiNANCiEではコミュニティトークンを通して、サポーターが主体的にコミュニティ活動に参加できるのが特徴です。
オーナーとサポーターが、プロジェクト成功という共通目的のもとで共創型コミュニティを形成しつつ、コミュニティトークンの売買取引を通して互いに金銭的メリットを獲得できます。
コミュニティトークンの仕組み
各プロジェクトのオーナーがコミュニティトークンを発行し、その理念に共感したサポーターが購入することで、トークンの購入総額をプロジェクト資金として活用できます。
また、サポーターは、コミュニティトークンの保有数に応じて、コミュニティごとに実施される投票・リワード・特典といったイベントに参加できるため、保有数が多いサポーターほど多くの優待を得られるでしょう。
投票企画の中にはコミュニティの方針に関するものもあり、サポーターはコミュニティトークンを通してオーナーの活動に主体的に関わりながら、コミュニティを成長させていく仕組みが構築されています。
コミュニティトークン(CT)の買い方は3通り
先にも触れたように、コミュニティトークン(CT)は日本円で直接買うことができず、購入の際は一度フィナンシェトークン(FNCT)やフィナンシェポイント(FiNANCiEポイント)を経由しなければなりません。
また、販売ルートによって利用できる決済手段が決まっているため、買い方がイマイチ分からないという方も多いようです。
コミュニティトークン(CT)の買い方は、大まかに3通りです。ここからはそれぞれの内容をみていきましょう。
一次販売×フィナンシェトークンで直接購入
一次販売とは、コミュニティトークンが初めて販売開始されてから、マーケットプレイス公開前までに買えるトークンです。
一次販売のコミュニティトークンは、FiNANCiEのプラットフォームトークンである「フィナンシェトークン」を使って直接購入できます。
割引が適用されるため他の購入方法に比べてお得ですが、「フィナンシェトークン」を持つサポーターしか購入できないため、FiNANCiE上級者向けの買い方といえるでしょう。
一次販売×フィナンシェポイントで購入
一次販売のコミュニティトークンは、フィナンシェポイントでも購入できます。フィナンシェポイントは、FiNANCiEのプラットフォーム上でのみ利用できるポイントです。
フィナンシェポイントは1ポイント=1円レートとして日本円で購入でき、クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済などのさまざまな決済手段に対応しています。
該当の決済手段を持っていれば比較的簡単に購入できることから、一次販売×フィナンシェポイントでの購入は初心者にもハードルが低いといえるでしょう。
二次流通×フィナンシェポイントで購入
FiNANCiE初心者にもっともおすすめなのが、二次流通×フィナンシェポイントでの購入です。
二次流通とはマーケットプレイス上での売買取引を指し、フィナンシェポイントを持つユーザーであれば誰でも参加でき、一次販売で買い逃した人でも目当てのトークンを購入できます。
なお、二次流通で利用できるのはフィナンシェポイントのみであり、一次販売のようにフィナンシェトークンで直接コミュニティトークンを買うことはできません。
二次流通ではフィナンシェトークンのポイント変換が必要
フィナンシェトークンはそのままでは二次流通には利用できませんが、フィナンシェポイントに変換すれば、コミュニティトークンの購入が可能になります。
なお、フィナンシェトークンの受け取りや送金には、仮想通貨ウォレットが必要なため、フィナンシェトークンをポイント変換して二次流通のコミュニティトークンを買うのは、上級者向けの買い方といえるでしょう。
やや手間はかかるものの、フィナンシェトークンを持つユーザーであれば、日本円の追加不要でコミュニティトークンを購入できる点が魅力です。
コミュニティトークン(CT)を買う前にやるべきこと
初めてコミュニティトークン(CT)を買うには、FiNANCiEのアカウントやフィナンシェポイント(FiNANCiEポイント)の取得といった準備が必要です。
ここでは、初めてコミュニティトークンを買う前にやるべきことについて解説していきます。スムーズにトークンを購入するためにも、ぜひチェックしてください。
FiNANCiEのアカウント作成
FiNANCiEへの登録が済んでいない場合は、アプリかWebブラウザからアカウントを新規作成しなければなりません。スマートフォンからアカウントを作成する場合は、アプリストアからFiNANCiEアプリをインストールしてください。
それから、FiNANCiEアプリを起動またはWeb版FiNANCiEを開き、会員登録画面の指示にしたがって、情報を入力していきます。
これで会員登録は完了ですが、続いてメールアドレスの登録や任意のSNSとの連携まで行っておくとスムーズにFiNANCiEを利用できます。さらにトークンの売却を予定している場合は、売上金を受け取るための口座情報の登録まで済ませましょう。
フィナンシェポイントを2通りの方法から購入
フィナンシェトークンでの直接購入を除いて、コミュニティトークンを買うにはフィナンシェポイントが必要です。
特にFiNANCiEの登録を済ませたばかりの人は、フィナンシェポイントを使った買い方が簡単なため、まずトークン購入のためのポイントをチャージしましょう。
フィナンシェポイントは、1ポイント=1円で、500円からチャージ可能です。ポイント購入時には決済手段ごとに手数料がかかるため、そのぶんの予算も考慮しながら購入計画を立ててください。
フィナンシェポイント(FiNANCiEポイント)の買い方
前述の通り、二次流通のコミュニティトークン(CT)を買うには、フィナンシェポイント(FiNANCiEポイント)が必要であるため、あらかじめ必要なポイントを準備しておきましょう。
フィナンシェポイント(FiNANCiEポイント)の買い方は、「アカウントページから購入」「支援コースを選択して購入」の2通りがありますが、ここからはそれぞれのやり方を解説します。
アカウントページから購入する場合
アカウントページから購入する方法は、まだ支援するコミュニティは決まっていないものの、とりあえずフィナンシェポイントだけ買っておきたい場合におすすめです。
まず「アカウント」画面を開いて、「FiNANCiEポイント/売上金」ボタンから「ポイント購入」を選択し、任意の決済手段を選んで「購入する」でポイント購入が確定します。
この時点では、あくまでフィナンシェポイントを購入しただけで、コミュニティトークンは付与されていません。
支援コースを選択して購入する場合
支援コースを選択して購入する方法は、支援したいコミュニティが決まっている人向けの買い方であり、主に一次販売(プライマリー)で利用可能です。
参加したいコミュニティのページを開き、希望の支援コースから「購入口数」に購入したいトークンの口数を入力すると、トークンの購入数に応じたポイントが請求されるため、画面指示に従いながらポイント購入を完了させましょう。
なお、銀行振込やコンビニ決済を選択した場合は、ポイント獲得後に改めてトークンを指定して購入しなければなりません。
購入ポイントの受け取り方
購入したポイントは自動で付与されるため、特別な受け取り操作は不要です。ポイント残高は、アカウントメニューの「FiNANCiEポイント/売上金」から確認できるため、ポイント購入後は一度チェックしてみるとよいでしょう。
なお、フィナンシェポイントはキャンペーンなどの参加でプレゼントされることもあり、この場合は「ギフトボックス」からの受取が可能です。
ギフトボックス内のポイントには受取期限があるため、期限前までに受取操作を済ませてください。
【ポイント決済】コミュニティトークン(CT)の買い方
フィナンシェポイント(FiNANCiEポイント)決済でのコミュニティトークン(CT)の買い方には、「支援コースを選択して購入」「マーケットプレイスで購入」の2通りがあります。
ここでは、フィナンシェポイント(FiNANCiEポイント)でコミュニティトークン(CT)を買う方法や注意点を解説していくので、初めてのトークン購入を予定している人はぜひチェックしてください。
支援コースを選択して購入する場合
支援コースを選択して購入できるのは、一次販売のコミュニティトークンです。参加したいコミュニティのページを開いたら、希望の支援コースを選んで、「購入口数」に購入するトークンの口数を入力しましょう。
「購入へ進む」を選択し、画面の指示に従って手続きを進めてください。
トークンの購入に必要なポイントがチャージされていれば「購入内容を確認する」ボタンが表示されるため、画面に従いながら入力を進めていき、最後に「購入する」を選択するとコミュニティトークンの購入は完了です。
ポイント不足時のチャージ方法
希望コースを選択してコミュニティトークンを購入する場合は、入力したトークンの口数に応じたフィナンシェポイントが請求され、手持ちのポイントが不足することがあります。
ポイントが不足している場合は、コミュニティトークンの購入手続き途中で「不足分をチャージ」ボタンが表示されるため、選択のうえ画面指示に従って新たにチャージしてください。
不足分のポイントをチャージする際は、通常のフィナンシェポイント購入と同様に、クレジットカードや銀行振込といった決済方法の中から選べます。
銀行振込・コンビニ決済・あと払い(ペイディ)選択時の注意点
銀行振込・コンビニ決済・あと払い(ペイディ)で不足分のポイントをチャージした場合は、ポイントがアカウントに正常に反映された後に、「希望の支援コースを選ぶ」以降の購入手続きを再度行わなければならないことがあります。
保有中のコミュニティトークンは、アカウントページの「ご利用履歴」「マーケット」「ランキング」から確認可能です。
銀行振込・コンビニ決済・あと払い(ペイディ)で不足分をチャージした場合は、購入手続き後にコミュニティトークンが正常に購入できているかどうかを確認し、できていない場合は再度同じステップを繰り返しましょう。
マーケットプレイスで購入する場合
フィナンシェポイントを使ってマーケットプレイスで購入できるのは、二次流通のコミュニティトークンです。
もっともオーソドックスなコミュニティトークンの買い方であるため、初めてトークンを購入する人はこちらの買い方を検討してください。
また、マーケットプレイスで購入する場合は、コミュニティトークンの価格推移などをじっくりと検討したうえで購入計画を立てられるため、リターンを重視する人にも向いています。
支援したいオーナーを探す
マーケットプレイスでコミュニティトークンを購入する場合は、まず支援したいオーナーを探してください。
FiNANCiEアプリやWeb版FiNANCiEでは、「さがす」アイコンを選択すると、オーナーが検索できるほか、ジャンル・トピック・カテゴリからコミュニティを探すこともできます。
コミュニティページを開き、プロフィール・活動内容・サポーターの雰囲気などを確認して、自分に合ったコミュニティかどうかを見極めたうえで、参加するコミュニティを決定しましょう。
マーケットから購入手続きへ
支援したいオーナーのページを選び、「マーケット」ボタンから「購入」ボタンを選択して購入手続きに進みます。
購入画面では、ポイント残高や現在のトークン単価が表示されています。画面中央ほどに「支払額(※100pt以上)」のスペースがあるため、100pt以上かつ自身の保有ポイント残高の範囲内で、支払いたいポイント額を入力しましょう。
入力したポイント数に応じて「購入トークン数」が自動表示されるため、購入内容に間違いがないか確認し、「確定」ボタンの選択をもって、コミュニティトークンの購入は完了です。
【ポイント決済】コミュニティトークン(CT)購入時の注意点
ポイント決済でのコミュニティトークンの購入は、比較的難易度が低く、FiNANCiEを始めたばかりの人でも挑戦しやすいです。
ただし、フィナンシェポイント(FiNANCiE)の取り扱い方にはいくつかの注意点があり、場合によってはポイント失効や金銭的損失にもつながりかねません。
本項目ではフィナンシェポイント(FiNANCiE)の取り扱いにおける注意点を解説していくため、ポイント決済でのトークン購入を検討している人は必ず確認してください。
有効期限は180日
フィナンシェポイントは、購入または受取から180日を過ぎた日に失効するため、せっかく購入したポイントを無駄にしないためにも、有効期限が来る前にトークンに変換しておきましょう。
なお、ポイントの有効期限は、「アカウントメニュー」の「FiNANCiEポイント/売上金」メニューから「ポイント履歴」を開くと確認できます。
失効対象ポイントについては事前にサービスから詳細の案内が届くものの、自身でも日ごろからこまめにアカウントメニューで確認しておくことが望ましいです。
フィナンシェポイントは現金化できない
フィナンシェポイントは、直接現金化することはできません。実際にFiNANCiEの利用規約には、一度購入したフィナンシェポイントは、いかなる理由でも返金・換金・買戻し・払戻しができない旨が明記されています。
ただし、フィナンシェポイントで購入したコミュニティトークンをマーケットプレイスで売却し、その売却金を「売上金」として出金することは可能です。
間接的には現金化できるものの、コミュニティトークンの売却時・売上金の出金時には所定の手数料がかかるため、収支がマイナスになる可能性には留意しておいた方が良いでしょう。
【FNCT決済】コミュニティトークン(CT)の買い方
フィナンシェトークン(FNCT)で直接買えるのは一時販売のコミュニティトークン(CT)だけです。購入の際は、利用中のネットワークに注意する必要があります。
ここでは、フィナンシェトークン(FNCT)を使ったコミュニティトークン(CT)の買い方を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
Polygonでフィナンシェトークンを準備
フィナンシェトークンは、「Ethereumブロックチェーン」と「Polygonブロックチェーン」の2つのブロックチェーン上に存在しますが、コミュニティトークンを購入できるのはPolygonブロックチェーン上のフィナンシェトークンだけです。
いま使おうとしているフィナンシェトークンがどちらのブロックチェーン上にあるかは、仮想通貨ウォレット画面から管理できます。
Ethereumブロックチェーン上にあるフィナンシェトークンを使いたい場合は、あらかじめガス代(手数料)を払って「Polygon」のWebサイトからPolygonブロックチェーンにブリッジ(移行)しておきましょう。
決済方法でフィナンシェトークンを選択
Polygonでフィナンシェトークンを準備できたら、参加したいコミュニティのページを開いてコミュニティトークンの購入画面に移行しましょう。
一次販売では購入金額別のコースが表示されるため、希望のコースを選択したのち、「不足分をFNCTで決済」というボタンを選択してください。
仮想通貨ウォレットが立ち上がり、画面指示に従って入力を進めていけばフィナンシェトークンによるコミュニティトークンの決済は完了です。
【FNCT決済】コミュニティトークン(CT)購入時の注意点
フィナンシェトークン(FNCT)でコミュニティトークン(CT)を直接購入する際は、割引が適用される一方で、さまざまな注意点もあります。
特に、注目度の高いプロジェクトの一次販売は早期完売しやすく、買い逃しのリスクが高いため、購入方法や手数料に関する注意点はあらかじめ理解しておきましょう。
ここでは、フィナンシェトークン(FNCT)でコミュニティトークン(CT)を購入する際の注意点を解説していきます。
購入時に4%の割引が適用
フィナンシェトークンでコミュニティトークンを直接購入する場合は、4%の割引が適用されるため、日本円をフィナンシェポイントに変換して購入するよりもお得です。
例えば、5万円分のコミュニティトークンを購入するとしましょう。フィナンシェポイントをカード決済でチャージする場合は、手数料込みで50,250円の支払が必要ですが、フィナンシェトークンで直接購入する場合は、手数料込みで約48,000円しかかかりません。
購入金額が大きいほど、割引率も大きくなるため、一括で大量のコミュニティトークンを購入する人ほどメリットは大きいでしょう。
購入できるのは一次販売・Webブラウザのみ
すでにご説明しましたが、フィナンシェトークンで直接購入できるのは、一次販売のコミュニティトークンのみであり、二次流通のコミュニティトークンへの直接利用は不可です。
また、購入手続きはWeb版FiNANCiEのみから可能で、スマートフォンアプリからの操作はできない点にも留意してください。
フィナンシェトークンの受取や送金には仮想通貨ウォレットが必要ですが、スマートフォンに実装する機能が普及しておらず、使い勝手が悪くなってしまうという理由から、この機能はWebブラウザでしか提供されていません。
ガス代(手数料)が必要
コミュニティトークンを購入する際は、フィナンシェトークンをウォレットから送金する必要がありますが、この送金時には「ガス代」と呼ばれる手数料の支払が必要です。
具体的には、Polygonブロックチェーン上の「MATIC」という仮想通貨が必要なため、仮想通貨取引所で購入するなどして準備しておきましょう。
一次販売のコミュニティトークンは先着順で早期の完売も多いため、あらかじめガス代を準備しておかなければ、トークンを買い逃すおそれがあります。
仮想通貨ウォレットの用意も忘れずに
仮想通貨ウォレットとは、仮想通貨用の「財布」のことで、FiNANCiEにおいては、フィナンシェトークンを利用する場合に必須のアイテムです。
代表的なのは「MetaMask」で、FiNANCiEユーザーにもよく利用されていますが、その他のウォレットを選んでも問題ありません。
なお、取得したウォレットでフィナンシェトークンを利用する際は、まず取得したウォレットからWeb上でFNCT.xyzにログインしたうえで、FiNANCiEアカウントと連携させておきましょう。
一次販売と二次流通では獲得トークン数が違う?
一次販売と二次流通では、同じ購入金額を支払っても、獲得できるコミュニティトークン(CT)数に差が出ることがあります。
その理由はトークンの価格決定の仕組みにあり、これを理解しておかなければ、トークン購入で損をするかもしれません。
ここでは、一次販売と二次流通について改めて解説するとともに、両者における獲得数の違い・トークンの価格決定の仕組みをみていきましょう。
一次販売(プライマリー)とは
一次販売(プライマリー)とは、オーナーのデビュー後初めてのコミュニティトークン販売を指し、販売数は全オーナー共通で200万トークンです。
いわゆるファンディングにあたり、初期トークンを購入したサポーターは「初期サポーター」として、コミュニティ立ち上げ当初から運営に参加できるほか、限定の特典を受け取れることもあります。
初期トークンの販売後に、さらなる資金調達などの目的で、同一のトークンが追加販売されることもありますが、一次販売にはこの「追加トークン販売」も含まれます。
二次流通(セカンダリー)とは
二次流通(セカンダリー)とは、FiNANCiEのマーケットプレイスにおいて、ユーザー間で行う取引を指します。
マーケットプレイスは常設されており、コミュニティトークンを買うだけでなく、買ったトークンを売りに出すことも可能です。
初回販売でコミュニティトークンを購入したサポーターが、買ったトークンをマーケットプレイスに売り出すことで、初期サポーター以外のユーザーもコミュニティトークンが買えるようになります。
獲得数が違う理由は価格決定の仕組み
一次販売においてトークン単価は「支援総額÷初回発行枚数200万トークン」で決定され、購入者に配布される獲得トークン数は「購入金額÷トークン単価」で決まる点に留意してください。
例えば購入金額が1,000円・一次販売の総購入金額が200万円の場合は、トークン単価は「200万円(支援総額) ÷ 200万トークン」の計算で「1円」となり、獲得トークン数は「1,000円(購入金額)÷1円(トークン単価) 」の計算で「1,000トークン」です。
つまり、一次販売では申し込み後にトークンの単価が決まるのに対し、二次流通ではすでに価格が決まったトークンを申し込むため、同じ予算でも獲得できるトークン数に差が出ることがあります。
マーケットプレイス公開後は価格が常に流動する
マーケットプレイス公開後の二次流通では、トークン単価が常に流動する点もトークンの獲得数に差が出やすい理由です。
一般的に、注目度が高いプロジェクト・成長が著しいコミュニティのトークンは購入希望者が多く、マーケットプレイスでの価格が高騰化しやすいため、一次販売では安価なコミュニティトークンが二次流通では数倍に値上がりするケースも珍しくありません。
初期価格より単価が下落する可能性はあるものの、FiNANCiE全体としてコミュニティトークンの価格は上昇傾向にあるため、同じ予算でより多くのトークンを獲得するには一次販売が向いているでしょう。
コミュニティトークン(CT)の使い方
コミュニティトークン(CT)は各プロジェクトの資金調達ツールではありますが、イベントへの参加・売買取引・譲渡ができるなど、使い方はさまざまです。
購入したコミュニティトークン(CT)を元手に、最終的にはコミュニティトークン(CT)を増やすこともできるので、リターンを重視する人にも大きな恩恵があるでしょう。
ここでは、コミュニティトークン(CT)の使い方を解説していきます。
プロジェクトの支援
コミュニティトークンのもっともシンプルな使い方が、プロジェクトの支援です。
例えば一次販売においては、サポーターのトークン購入数が多いほどオーナーは多くの資金を調達できるため、ファンディングが成功に近づきます。
コミュニティトークンを使って、プロジェクトオーナーにアイディアや意見を出すこともできるため、サポーターは単なる資金の寄付にとどまらず、主体的にプロジェクトの活性化を後押しできるのも魅力です。
運営・投票・特典への参加
各コミュニティでは、投票企画・抽選企画・特典プレゼントなどさまざまなイベントが不定期で実施されており、サポーターはトークンの保有数に応じてこれらのイベントに参加できます。
また、サポーター同士が協力してオーナーを支援するミッションでは、達成したサポーターに対してトークンが付与されることもあり、元手不要でコミュニティトークンの獲得が可能です。
プロジェクトの活動方針に関する投票が実施されることも多く、保有数が多いサポーターほど大きな意思決定権を持つため、コミュニティトークンを通じてプロジェクトに大きな影響を与えられるでしょう。
マーケットプレイスでの売買取引
一次販売・二次流通で購入したコミュニティトークンはともに、FiNANCiEの常設のマーケットプレイスにおいて、ユーザー同士の交渉不要で売却が可能です。
例えば、安価で購入したトークンを高値で売却すれば、差額分を収益化でき、金銭的なリターンにつながります。
コミュニティトークンの単価は、発行しているコミュニティが活性化するほど上昇しやすいため、リターンを重視する場合は、コミュニティ活動に積極的に参加して保有するトークンの価値を高めましょう。
ギフト
FiNANCiEには「トークンギフト」の機能が備わっており、ユーザー同士でコミュニティトークンを贈り合うことができます。
具体的には、同コミュニティのトーク内チャットのコメントに対して、自身が保有するコミュニティトークンの譲渡が可能です。
なお、トークンギフトできるトークン数には、1日最大5万円相当分(1ヶ月最大30万円相当分)の上限があるほか、オーナーがトークンギフトの機能をオフにしている場合は、他ユーザーへのギフトはできません。
コミュニティトークンホールディングへの参加
コミュニティトークンホールディング(CTH)とは、保有するコミュニティトークンをホールドしてコミュニティの活性化に貢献したサポーターに対し、ホールドしたトークン数に応じた報酬がフィナンシェトークンとして付与される機能です。
ホールドとは、最低180日間コミュニティトークンの売却・譲渡の停止を宣言することで、ホールド数が多いユーザーほどたくさんの報酬を受け取れます。
フィナンシェトークン報酬が付与されるまで一定の時間はかかるものの、報酬を元手にコミュニティトークンを増やすこともでき、長期投資を重視する人にはメリットが大きいでしょう。
売上金の現金化
保有中のコミュニティトークンは直接的に現金化できませんが、マーケットプレイスでの売却を経由すると、売上金残高が1,000円以上に達した場合に限り、その売却益を「売上金」として登録の銀行口座に出金できます。
出金申請は、アカウントページの「FiNANCiEポイント/売上金」から「出金申請」の選択で行うことができ、申請確定後の取り消しはできません。
なお、売上金はフィナンシェポイントの直接購入にも利用できます。
コミュニティトークン(CT)の売買に関する注意点

コミュニティトークン(CT)はマーケットプレイスで自由に売買取引できますが、手数料や一定の制限がかかる点に留意しましょう。
また、売上金の現金化には期限があることを理解しておかなければ、せっかくの売却益を失いかねません。
ここでは、コミュニティトークン(CT)の売買に関する注意点を解説していきますので、FiNANCiEのユーザーは必ずチェックしてください。
一定の手数料がかかる
マーケットプレイスでコミュニティトークンを売ったり買ったりするときは、ともに10%の手数料がかかります。
コミュニティトークンはマーケットプレイスでの売却を経てからしか現金化できないため、トークン単価の変動次第では手数料負けするでしょう。
また、フィナンシェポイントを購入するときには決済手段別の手数料がかかるほか、売上金の出金申請時にも金額に応じた手数料が必要な点に留意してください。
なお、一次販売のトークン購入や売上金でのフィナンシェポイント購入には、手数料はかかりません。
売買時に一定の制限
FiNANCiEでは、トークン価格の乱高下などを防止するために、一次販売と二次流通において、それぞれ売買に一定の制限が設けられています。
一次販売のコミュニティトークンは売却数に制限があり、受け取り直後は購入トークンの25%のみ売却可能で、それ以降は90日ごとに25%ずつ追加で売却可能となり、保有中の全トークンを売却するには270日待たなければなりません。
二次流通においては値幅制限があり、元の価格(値幅制限基準)から「3倍上昇」「元の価格から0.5倍に下落」した時点で取引が停止されるため、トークンの価格推移次第では1日に取引できる量が制限されます。
売上金は自動でポイントに変換
コミュニティトークンの売上金は、「1,000円未満は最終売上日の翌日から数えて90日後」「1,000円以上の場合は、売上金1,000円以上に達した日の翌日から11日目」に、自動でフィナンシェポイントに変換されます。
つまり、売上金1,000円以上を超えた場合は、そこから10日以内に出金申請しなければ現金化できません。
現金化できなかったフィナンシェポイントで再度売上金を発生させようとする場合、コミュニティトークンに変換してマーケットプレイスでの売却をすることになり、さらには価格下落や手数料負けの金銭的リスクも伴います。
フィナンシェのコミュニティトークン(CT)の買い方|まとめ
FiNANCiEのコミュニティトークン(CT)には3通りの買い方があり、いずれも日本円での直接決済はできないため、あらかじめフィナンシェトークン(FNCT)やフィナンシェポイント(FiNANCiEポイント)を準備しておきましょう。
初心者におすすめなのは、フィナンシェポイント(FiNANCiEポイント)を使って二次流通のトークンを購入する買い方で、上手くFiNANCiEを活用してトークンを購入・売買すれば、サポーターは大きな還元を受けられます。
それぞれの買い方で必要となる手数料や注意点を考慮しながら、自身のニーズや利便性に適した買い方を選択し、FiNANCiEのスムーズな利用につなげてください。