フィナンシェが掲げる「クリエイターエコノミー」の特徴とローンチの背景

トークン発行型クラウドファンディングとして注目されるFiNANCiE(フィナンシェ)は、従来の「クリエイターエコノミー」が抱える課題解決を目指してローンチされました。
FiNANCiEはファンへの利益還元も可能にする画期的なサービスですが、その仕組みや目的が分からないことで、「怪しい」と利用を敬遠してしまう人がいるかもしれません。
本記事では、FiNANCiEが掲げるクリエイターエコノミーの特徴やローンチの背景を解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
「クリエイターエコノミー」とは
FiNANCiEは従来の「クリエイターエコノミー」の解決策としてローンチされたサービスですが、そもそもクリエイターエコノミーという言葉を初めて聞いたという人も多いかもしれません。
FiNANCiEの理念について理解を深めてもらうためにも、まずはクリエイターエコノミーに関する基本的な情報を解説します。
本項では、クリエイターエコノミーの特徴や誕生の経緯について見ていきましょう。
個人・団体が表現活動によって収入を得る仕組み
クリエイターエコノミーは、個人・団体がインターネット上で発信した表現活動をファンが消費することで、発信者が利益を得る仕組みです。
クリエイターを名乗るのに「プロ写真家」のような特別な肩書や実績は必要なく、一般消費者でも自由に「創作主」になれるのが、クリエイターエコノミーの最大の特徴といえるでしょう。
クリエイターエコノミーはインターネット技術の進歩とともに急激な広まりをみせており、現在ではさまざまなプラットフォームが、その舞台として活用されています。
クリエイターエコノミーの具体例
クリエイターエコノミーの具体例としては、「YouTuber」「インフルエンサー」「ブロガー」「バーチャルライバー」などが挙げられます。
例えば「YouTuber」は、動画サイト「YouTube」に自身で撮影・編集した動画を投稿し、再生回数に応じた広告収入に加えて、グッズ販売の売上や投げ銭などを自身の収益にしています。
また、発信力の強い人気クリエイターの中には、さまざまな企業とコラボして商品のPR活動などを行い、宣伝活動の代価を得る人も少なくありません。
クリエイターエコノミー誕生の経緯
クリエイターエコノミーは、1999年に誕生した無料ブログ作成サービス「Blogger」を起点とし、その後「YouTube」「Instagram」などの誕生によって加速的に成長してきました。
いわば専門知識不要で簡単に情報発信できるプラットフォームの充実化が、個人クリエイターの活動を徐々に活発化させてきたといえるでしょう。
なお、クリエイターに利益を還元する仕組みが明確に確立されたのは、2008年の「YouTube」の広告サービスの導入であり、現在ではさまざまな収益化の仕組みが構築されています。
チャレンジ原資の獲得方法の転換
個人クリエイターがファンから直接収益を得る「クリエイターエコノミー」の仕組みの原型は、1602年に設立されたオランダ東インド会社による「株式会社」にあります。
株式会社はビジネスの理念に共感した支援者から出資を募る事業形態であり、その結果、貯金や借金に依存することなく、特権階級以外の人でも広く経済活動を行うことが可能となりました。
自らの魅力によってファンからチャレンジ原資を募るという手法は、現代のクリエイターエコノミーの根幹と同じといえるでしょう。
従来のクリエイターエコノミーの課題
クリエイターエコノミーの成長によって、これまで一部の人だけが行えていたクリエイターとしての生産活動・経済活動を、多くの人が行えるようになりました。
誰でも自由な表現活動が可能になったかのように見えますが、その反面、すべてのクリエイターやファンが平等ではないといった課題も散見されています。
ここでは、FiNANCiEがローンチされるきっかけとなった、従来のクリエイターエコノミーの課題についてみていきましょう。
プラットフォームのアルゴリズムによる操作
ほとんどのクリエイターコンテンツは「YouTube」や「Instagram」のような企業運営のプラットフォーム上で発信されています。
各プラットフォームはビジネスである以上、自社サービスに有益なコンテンツを優先的に表示するアルゴリズムが組み込まれており、これらに合致しないコンテンツはファンの目に触れる機会が少ない傾向にあります。
コンテンツの魅力に応じてファンの数が異なるのはやむを得ませんが、ファンを獲得する機会が与えられていないクリエイターが存在する点は、大きな問題といえるでしょう。
一部のクリエイターへの利益集中
前項のアルゴリズム操作は、一部のクリエイターに収益が集中する構造を招いており、クリエイターの利益の不平等にも通じています。
プラットフォームによってはクリエイターの9割で報酬全体の10%を分け合っているという実情もあり、すべてのクリエイターが才能に見合った利益を享受できているとは言い難いでしょう。
しかし、企業運営のプラットフォームは継続的に事業を成長させる必要があるため、自社に有益なクリエイターを優先するのは仕方がないともいえます。
メリット還元の仕組みの欠如
クリエイターエコノミーの成立には熱心なファンの存在が不可欠であり、クリエイターやプラットフォームが成長し続けるには、ファンの心を長くつなぎとめる必要があります。
一方で、多くのプラットフォームでは、ファンに「応援のメリット」を還元する仕組みが欠如しているのが実情です。
魅力的な還元がない以上、ファンのモチベーション低下は避けがたく、結果としてクリエイターが生産活動を続けられなくなる可能性もあります。
解決策を講じてローンチされたのが「FiNANCiE」
従来のクリエイターエコノミーの課題解決策としてローンチされたのが、次世代型クラウドファンディングであるFiNANCiEです。
クリエイターにとって不平等なアルゴリズムやファンへの還元が乏しい仕組みを解決するべく、ブロックチェーン技術を取り入れたサービスがローンチされました。
FiNANCiEでは、「トークン」というアイテムを使ってクリエイターとファンをつなぎ、双方にメリットのあるクリエイターエコノミーの実現を目指します。
FiNANCiEの取締役・田中隆一氏が語るローンチの背景
FiNANCiEは、クリエイターとファンがトークンをやり取りすることで、プロジェクトの成功を後押しできるトークン発行型のクラウドファンディングサービスです。
ローンチの背景には、「夢」を介してつながったクリエイターとファンが平等に利益を得られる仕組みを構築し、誰もが平等に挑戦できる社会を実現したいという想いがあります。
ここでは、FiNANCiEの取締役・田中隆一氏のインタビューをもとに、FiNANCiEのローンチの背景について詳しくみていきましょう。
「個の時代」への移行
現代は、Webプラットフォームの多様化によって誰でも簡単に情報発信できるようになったことから、従来のように会社や組織に依存せず、個人で生産活動・経済活動を行う人が増えています。
一方で、組織規模に比べると個人の活動力は弱く、特に活動初期は資金繰りやファン獲得に苦労するケースも少なくありません。
FiNANCiEは、自分の力だけで夢を叶える人が増えていることに注目し、その活動が少しでもスムーズになるよう手助けすべく立ち上がりました。
クリエイターとファンの関係性の変化
これまでクリエイター優位であったファンとの関係性は、2000年代のインターネット技術やSNSの普及に伴ってフラットになり、現在は応援するクリエイターをファンが自分で選ぶ時代となりました。
今後は関係性がより密接化し、ファンがクリエイターの活動に直接干渉する「共創型」のコミュニティが主流になると予測されています。
つまり、クリエイターの表現活動にファンが不可欠な存在になることから、クリエイターはファンの関心を引き続けるために、今までとは違う活動が求められるようになるでしょう。
クリエイターとファンの両者を幸せにしたい
ファンを得るために新たな活動を求められるようになったクリエイターは、そのぶん、表現活動へ専念する時間を減らしてしまうかもしれません。
そして、クリエイターの表現活動が阻害されることは、その「夢」を応援したいファンにとっても本末転倒といえます。
両者のジレンマに目をつけたのがFiNANCiEであり、クリエイター本人に代わってファンに魅力的な還元を行う仕組みを構築することで、表現活動への専念を助けつつ、ファンが安心して応援できる環境を整えました。
クリエイターとファンの両方が幸せになれるよう、その関係性の橋渡しをしたいというのが、FiNANCiEの根本的な想いです。
FiNANCiEの名前の由来
「i」が小文字なのが特徴的なFiNANCiEのサービス名は、「焼き菓子」と「金融・資本家」という意味を持つフランス語「Financie」に由来します。
FiNANCiEは新時代の資本家について「自分の夢を応援してくれる仲間がいる人」と「他人の夢を応援する人」の2種いると考えており、2つの「i」でこれを表現しました。
つまりFiNANCiEは、「夢」に関わる人なら誰でも資産家になれるというメッセージを持ったサービスといえるでしょう。
FiNANCiEのビジョンに込められた想い
FiNANCiEのビジョンは、「Empowering the next billion dreams(10億人の挑戦を応援するクリエイターエコノミーの実現)」です。
このビジョンには、生まれた国や場所にかかわらず誰もが平等に夢を実現するのを手助けしたいという想いが込められています。
そして、FiNANCiEはブロックチェーン技術とクラウドファンディングを融合させることで、ビジョンの実現に努めています。
国内初のクラブトークンを発行
2019年にローンチされたFiNANCiEは、当初は順調とはいえず、取締役・田中隆一氏も立ち上げに苦労したと語っています。
そんな中、2021年1月にプロサッカークラブがFiNANCiEを利用して国内初のクラブトークンを発行しました。
これがFiNANCiEの知名度を上げるきっかけとなり、トークンを活用した新しいファンサービスが確立され、現在の成長にもつながっています。
「怪しい」という印象の払拭
FiNANCiEが当初伸び悩んだ原因の1つとして、仮想通貨の一種であるトークンが「怪しい」と思われたことが挙げられます。
FiNANCiEのクラウドファンディングは、ブロックチェーン技術やトークンを活用することで、実体のない「夢」に実質的価値を持たせるのが特徴です。
しかし当時は、ブロックチェーン技術やトークンの概念が世間に広く浸透しているとはいえず、FiNANCiEが成長するには、まず「怪しい」というイメージを払拭する必要がありました。
プロサッカー選手がアドバイザーとして参画
2021年の国内初のクラブトークンの発行は、「怪しい」と思われがちだったFiNANCiEのイメージを大きく変えることになります。
その後FiNANCiEは、本田圭佑氏・長友佑都氏といった有名なプロサッカー選手をアドバイザーに迎えることで、さらなるイメージアップを図り、結果としてスポーツ分野での認知度を高めました。
その後、FiNANCiEはスポーツ以外でも広がりをみせ、現在は、アート・ゲーム・金融をはじめ幅広い分野で利用されています。
FiNANCiEが掲げるクリエイターエコノミーの特徴
FiNANCiEは、クリエイターが発行したトークンをファンに購入してもらうことで、プロジェクトの実現を目指すクラウドファンディングサービスです。
これまで概念としてしか存在しなかった「夢」や「応援の力」をトークンというアイテムに置き換えることで、誰もが目に見える形でやり取りできるようにしたのが特徴といえます。
ここでは、FiNANCiEが掲げるクリエイターエコノミーの特徴を、以下3つの観点からみていきましょう。
- ブロックチェーン技術の活用
- コミュニティトークンの活用
- フィナンシェトークンの活用
ブロックチェーン技術の活用
FiNANCiEの理念を成立させるには、「夢」や「応援の力」といった実体のないものに、現実的な資産価値を担保する仕組みが必要でした。
そのための手段が「ブロックチェーン技術」であり、これを活用した「コミュニティトークン」と「フィナンシェトークン」によって、クリエイターとファンの両方に実質的価値のある還元を行います。
まずはFiNANCiEのトークンの成立に不可欠なブロックチェーン技術についてみていきましょう。
トークンの真偽の証明
ブロックチェーン技術とは、暗号技術を用いてデータを保存・管理する仕組みであり、一度記録されたデータの修正・改ざんが非常に困難なのが特徴です。
つまり、取引データの透明性が高いため、発行元による改ざん・不正の懸念がなく、仮に発行元が第三者から攻撃を受けたとしても、信頼性は損なわれません。
このブロックチェーン技術を活用したのがFiNANCiEのトークンであり、「夢」や「応援の力」が現実的な資産価値を持つことを証明しています。
二次流通の安全性
FiNANCiEは、「夢」や「応援の力」をトークンに置き換えてクリエイターとファンがやり取りすることで、双方に利益を還元するサービスです。
両者が安全にトークンをやり取りできる二次流通を構築するために、ブロックチェーン技術における「スマートコントラクト」を活用しています。
スマートコントラクトとは、あらかじめプログラミングされた条件を満たした場合にのみ自動で取引を実行する仕組みであり、不正な取引の心配がありません。
さらに取引承認に第三者の仲介を必要としないため、即座に取引が完了する点も、トークンをやり取りするうえで安心材料といえるでしょう。
広いエコノミー圏での相互互換性
トークンによって生成されるエコノミー圏は広いほど価値が高まるため、たくさんの人がトークンをやり取りできる環境を構築することが重要です。
その点、FiNANCiEのトークンはブロックチェーンに接続することで、他のエコノミー圏と相互互換性を持たせることができ、広範囲のエコノミー圏の生成に期待できるでしょう。
2025年5月時点においてFiNANCiEのコミュニティトークンはブロックチェーンに未接続ですが、今後接続されれば、FiNANCiE以外のユーザーをも巻き込んだエコノミー圏の構築が可能になります。
FiNANCiE Lightningによるガス代の割愛
ブロックチェーンはトークンを安心安全にやり取りするために重要な技術ですが、一方で、取引量が増えると処理速度が低下し、ガス代(手数料)も高騰化するという課題がありました。
その解決策として導入されたのが「FiNANCiE Lightning」という仕組みであり、取引の高速化・ガス代の軽減・透明性の向上につながっています。
特にガス代の割愛において果たす役割は大きく、ユーザーはトークン売買の際に高額な手数料を気にせずに済み、自身の利益を追求できる環境が整いました。
関連記事をチェックコミュニティトークンの活用
ブロックチェーン技術を活用したコミュニティトークンは、各プロジェクトのファンディングとして発行され、マーケットプレイスでの取引も可能です。
取引手数料は都度クリエイターに還元されるなど、ファンディング終了後も継続的な資金調達に役立つほか、ファンへのメリット還元の手段としても幅広く活用されています。
クリエイターとファンの双方にメリットをもたらすアイテムとして機能しており、FiNANCiEのクリエイターエコノミーの実現に欠かせない存在といえます。
クリエイターとファンの共創
コミュニティトークンは、プロジェクトの資金調達(ファンディング)に加えて、プロジェクト方針に関する意志決定(投票)、コミュニティの成長促進(コミュニティトークンホールディング)などに利用可能です。
つまり、ファンはトークンを保有することでクリエイターにチャレンジ原資を提供すると同時に、プロジェクトへの意志決定権を持つことができます。
このようにFiNANCiEは、コミュニティトークンを通して、クリエイターとファンが共創的にコミュニティを形成できる仕組みを作りました。
ファンへのメリット還元
前述の通り、コミュニティトークンはプロジェクトに対する意思決定権という明確なメリットをファンに還元します。
基本的に、トークンの保有数が多いファンほど意思決定権も大きくなるため、より主体的にプロジェクトに関わりたい場合は、保有数を調整してみましょう。
また、トークンの購入がマーケットプレイスにおけるトークン価値の上昇につながることもあるため、結果として金銭的なメリットにも期待できるかもしれません。
関連記事をチェックフィナンシェトークンの活用
フィナンシェトークンは、プラットフォームトークンとしてFiNANCiEの基盤を支えており、クリエイターエコノミーの実現を後押しするトークンでもあります。
具体的には、エコシステムの強化や広範なエコノミー圏の形成に一役買っており、インセンティブ報酬としてコミュニティトークンにも接続しています。
ここでは、フィナンシェトークンの特徴や、クリエイターエコノミーにおける役割についてみていきましょう。
仮想通貨としても流通
フィナンシェトークンはオンチェーン化が実現しており、コインチェックをはじめ国内外の仮想通貨取引所で取引が可能です。
つまり、FiNANCiEのプラットフォームを飛び越えたエコノミー圏を形成する存在として、クリエイターエコノミーの一端を担っています。
また、広範囲での流通によって取引量が増加すれば、トークンの価値上昇にもつながり、結果としてクリエイターエコノミーの促進が見込めるでしょう。
貢献度が高いファンへのインセンティブ
フィナンシェトークンは、「ステーキング」「グレード特典」「コミュニティトークンホールディング」などのインセンティブ報酬としても活用されており、貢献度の高い参加者ほど多くの報酬を受け取ることが可能です。
特に「コミュニティトークンホールディング」においては、フィナンシェトークンの価値が上がるほど参加者の増加が期待でき、ひいては各プロジェクトの活動を後押しできます。
このように、フィナンシェトークンはインセンティブ報酬としてコミュニティトークンに接続することでも、クリエイターエコノミーの実現に関わります。
コミュニティ主導のクリエイターエコノミーの実現
フィナンシェトークンはさまざまな角度からFiNANCiEの基盤を支えることで、理念である共創型のクリエイターエコノミーの実現を促進しています。
また、インセンティブ報酬としての側面を上手く活用すれば、クリエイターが理想とするコミュニティ形成を実現できるかもしれません。
さらに、オンチェーンで流通するフィナンシェトークンは、FiNANCiEの枠を超えたクリエイターエコノミーの実現にも寄与するでしょう。
関連記事をチェックFiNANCiEで実現した新しいクラウドファンディング
FiNANCiEは、クリエイターとファンが共創的にコミュニティを形成する、新しいクラウドファンディングサービスを提供します。
2019年のローンチ以降、さまざまな分野のクリエイターがFiNANCiEを利用し、新時代のクリエイターエコノミーを実現させてきました。
ここでは、FiNANCiEで新しいクラウドファンディングを実現させたコミュニティについてみていきましょう。
湘南ベルマーレ
『湘南ベルマーレ』は、前述のFiNANCiEを利用して国内初のクラブトークンを発行したプロサッカーチームです。
トークン保有者に対し、「投票企画への参加権」や「限定イベント・限定グッズの応募権」といった還元を用意し、共創型のクラブ経営を実現させています。
人気の高いサッカーチームがブロックチェーン技術を活用したトークンを発行したことは、FiNANCiEの「怪しい」というイメージを払拭させる転機ともなりました。
FCトークン@林尚弘
『FCトークン@林尚弘』は、フランチャイズの学習塾「武田塾」や、「令和の虎」で知られる、林尚弘によるプロジェクトです。
トークンを活用してフランチャイズ事業の拡大を目指すとともに、初期からプロジェクトを応援するファンに対して利益を還元することを計画しています。
具体的にはトークン販売で獲得した資金を元手に複数のフランチャイズに加盟することが発表されており、現在は10,000人を超えるファンが活動を支援しています。
min•naka(ミンナカ)@井口智明
「令和の虎」の井口智明氏が立ち上げた『min•naka(ミンナカ)@井口智明』は、子ども食堂を併設した、安くて安心安全なコンビニの全国拡大を目指すプロジェクトです。
店舗拡大に関する具体的なロードマップが発表されているため、トークンを保有するファンも支援のモチベーションを維持しやすいでしょう。
また、初期ファンへの利益還元もプロジェクトの柱の1つであり、実際にトークン保有者に対して、さまざまな特典を提供しています。
実際にFiNANCiEを利用している人の声

新時代のクラウドファンディングを提供するFiNANCiEですが、利用者はサービスに対して、どのような感想を持っているのでしょうか。
ここでは、実際にFiNANCiEを利用している人の声を紹介するとともに、FiNANCiEの魅力を改めて深掘りしていきます。
クリエイターまたはファンの立場から、FiNANCiEの利用を検討している場合は、ぜひ参考にしてみてください。
クリエイターの声
クリエイターからは、「今まで接する機会がなかった層が、トークンを購入してファンになってくれて嬉しい」という声が上がっています。
FiNANCiEにはコミュニティの成長度を競う「アクティブコミュニティランキング」という機能があるため、そのランキングを参考に支援を開始するファンもいると考えられます。
ランキングは、従来のクラウドファンディングサービスのようなアルゴリズム操作とは無縁なので、プロジェクトがユーザーの目に触れる機会は平等かつ公平です。
このように、プロジェクトやコミュニティの活動をフラットに評価してもらえる仕組みは、参加者全員のモチベーション向上にもつながるでしょう。
ファンの声
ファンの声として、「これまで一方的に応援することしかできなかったのが、運営にも関われるようになって楽しい」という意見が見られました。
その他、FiNANCiEには「コミュニティでクリエイターと直接コミュニケーションが取れて嬉しい」という声も届いています。
このように、クリエイターとファンが密接に関わり合いながらコミュニティを共創していくFiNANCiEの理念は、実際に多くの人に喜ばれています。
FiNANCiEが目指す未来
すでに国内では好評を得ているFiNANCiEのクリエイターエコシステムですが、将来的にはエコシステムのグローバルな拡張にも期待できます。
実際にFiNANCiEは、海外版プラットフォームのローンチを目標に掲げており、ブロックチェーン技術・フィナンシェトークン・FiNANCiE Lightningなどは、グローバル化の手段でもあります。
そして、海外版FiNANCiEがローンチされれば、独自のクリエイターエコノミーが世界中に広がり、スタンダードなスタイルとして根付く可能性もあるでしょう。
その結果、自分の夢を応援してもらうクリエイターと誰かの夢を応援するファンが形成するコミュニティは、規模を拡大しつつ新たな価値を生み出していくかもしれません。
関連記事をチェックFiNANCiEのクリエイターエコノミー|まとめ
クラウドファンディングサービス「FiNANCiE」は、クリエイターとファンの両方が幸せになれるクリエイターエコノミーの実現を目指して、ローンチされました。
ブロックチェーン技術やトークンの活用により、概念でしかなかった「応援」に価値を持たせ、それによりファンに利益を還元する仕組みを整えています。
革新的なサービスであるだけに当初は「怪しい」イメージが伴いましたが、企業努力もあり、現在ではスポーツ・アート・金融など幅広い分野で利用されています。