フィナンシェ各トークンのマーケットの見方や在庫・時価総額・出来高の意味

FiNANCiE(フィナンシェ)のマーケットプレイスは、コミュニティトークン(CT)を売買できる重要な場所ですが、その見方が分からないという方もいるのではないでしょうか。
実際、マーケットプレイスには「在庫」「時価総額」「出来高」「値幅制限」など、トークン購入の指標となる情報が掲載されており、投資判断を適切に行うには各指標の理解が欠かせません。
本記事では、マーケットプレイスの見方や各指標の意味について解説していきますので、トークンの価値や将来性を見極めたいと考える方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
FiNANCiEのマーケットプレイスとは
冒頭でもお伝えしたように、FiNANCiEのマーケットプレイスとは、コミュニティトークン(CT)の売買ができる場所を指します。
トークン購入の基礎情報として、まずはマーケットプレイスの役割や特徴、マーケットプレイスへのアクセス方法を確認しておきましょう。
コミュニティトークン(CT)の二次流通の場所
コミュニティトークン(CT)は、一次販売と二次流通の2通りで購入可能ですが、二次流通の場となるのが「マーケットプレイス」です。
オーナーがユーザーに向けて直接トークンを販売する一次販売が終わると、マーケットプレイスが解放され、二次流通のトークンを売買できるようになります。
トークンの価格は需給と供給のバランスによって自動的に決定されるため、売り手と買い手が直接交渉する必要はありません。
なお、マーケットプレイスはコミュニティごとに設置されているため、トークンの売買を行う際は希望するコミュニティにアクセスする必要があります。
【アプリ版】FiNANCiEのマーケットプレイスの見方
まずは、FiNANCiEの公式アプリを利用している方に向けて、マーケットプレイスへのアクセス方法をご紹介します。
これからFiNANCiEアプリを利用しようと考えている方は、アプリをインストールした後、会員登録やログインを行いましょう。
コミュニティを探す方法は複数ありますが、トークンを購入したいコミュニティが明確である場合は、画面下部の「カレンダー」にある検索機能の活用がおすすめです。
そして、目的のコミュニティを開いたら、画面上部の「マーケット」をタップすることで、マーケットプレイスを閲覧できます。
【Web版】FiNANCiEのマーケットプレイスの見方
マーケットプレイスはWeb版FiNANCiEでも利用可能で、マーケットプレイスを閲覧するだけであれば会員登録も必要ありません。
ただし、トークンを購入するには会員登録が必須となるので、トークン購入の予定がある場合は、あらかじめ会員登録やログインを済ませておくと効率的です。
コミュニティを探す際は、画面右上にある虫眼鏡マークを押して、オーナーを検索しましょう。コミュニティが定まっていない場合は、カテゴリ検索もおすすめです。
そして、コミュニティページを開いたら、画面上部にある「マーケット」を押すことで、マーケットプレイスにアクセスできます。
関連記事をチェックマーケットプレイスの指標①在庫
FiNANCiEのマーケットプレイスでコミュニティトークン(CT)を購入する際、重要な指標の1つとなるのが「在庫」です。
アプリ版であればチャートの下方、Web版であればチャートの右側に表示されます。
本項目では、「在庫」の意味や「在庫」から分かることをご紹介していきますので、ぜひトークン購入時の参考にしてみてください。
「在庫」の意味
FiNANCiEにおける「在庫」とは、流動性プールに保管されているコミュニティトークンの在庫数を指します。
流動性プールとは、コミュニティトークンと日本円がセットで管理される仕組みで、トークンが購入されると日本円の在庫が増え、トークンが売却されると日本円の在庫が減ることになります。
そして、トークンの価格は、流動性プールにあるトークンと日本円の比率によって決定されます。
加えて、この流動性プールの存在により、FiNANCiEでは常時売買が可能となっており、売りたくても売れないといった状況は起こりません。
「在庫」から分かること
マーケットプレイスの「在庫」からは、コミュニティトークンの需要と供給のバランスを読み取ることが可能です。
その前提として、流動性プールにおけるトークンの在庫は、コミュニティ一律で20万トークンからスタートします。
そのため、二次流通がスタートしてしばらく経つのに在庫が20万トークンに近い状態であれば、そのコミュニティのトークンの需要は少ないと考えられるでしょう。
反対に、トークンの在庫が大幅に減少している場合、多くの人がそのトークンを購入していることになるので、プロジェクトの注目度や将来性がうかがえます。
在庫が少なくなるとトークン価格が上がる
前述のように、コミュニティトークンの価格は、流動性プールに残っているトークンと日本円の比率によって決まります。
平たく言うと、トークンの在庫が減少するほどトークンの価格は上昇し、在庫が増加するほど価格は下降する、という仕組みです。
そのため、マーケットプレイスの「在庫」をこまめにチェックしていれば、トークンの需要と供給のバランスや、トークンの価格動向を把握しやすくなるでしょう。
関連記事をチェックマーケットプレイスの指標②時価総額
FiNANCiEでトークンを購入する際、在庫数と合わせて確認すべき指標が「時価総額」です。
「時価総額」は、アプリ版マーケットプレイス・Web版マーケットプレイスのどちらにおいても、「在庫」の下に表示されます。
以下では、「時価総額」の意味や算出方法、「時価総額」から分かることについて解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。
「時価総額」の意味
FiNANCiEにおける「時価総額」とは、コミュニティトークンの総発行数に現在のトークン価格を掛け合わせた金額を指します。
なお、トークンの総発行数には、「マーケットプレイス内のトークン在庫」「ユーザー保有分」「コミュニティ予算」のすべてが含まれます。
株式市場では「株価×発行済株式数」から企業の市場価値を測れますが、FiNANCiEでも「時価総額」によってプロジェクト全体の価値を客観的に把握できます。
「時価総額」から分かること
マーケットプレイスに表示される「時価総額」からは、主に「市場における評価」と「プロジェクトの規模」が分かります。
時価総額が高いプロジェクトは市場でどのような評価を受けるのか、また、時価総額が低いプロジェクトは避けるべきなのか、具体的な特徴は以下で確認していきましょう。
市場における評価
時価総額は、プロジェクトが市場からどれだけ評価されているかを示す最も重要な指標の1つです。
時価総額が高いということは、多くの投資家がそのプロジェクトの将来性や価値を認めており、継続的な支援が期待できることを意味します。
FiNANCiE内で時価総額上位のプロジェクトは、一般的に認知度が高く、安定したコミュニティとして多くのサポーターを抱えている傾向があります。
FiNANCiEアプリを使用している場合は、時価総額ランキングを確認することで、市場評価の高いプロジェクトを効率的に見つけることができるでしょう。
プロジェクトの規模
時価総額はプロジェクトの規模を測る指標としても重要な機能を果たします。
株式市場では時価総額によって大型株・中型株・小型株に分類されるように、FiNANCiEでも時価総額によってプロジェクトの規模を把握可能です。
時価総額が高いプロジェクトは資金調達の基盤が安定しているため、プロジェクトの活動がはかどりやすい傾向にあります。
一方、時価総額が低いプロジェクトは、資金調達やプロジェクト進行の面で不利はありますが、成長の余地が大きいといえるかもしれません。
時価総額は常に変動しているため、プロジェクトが発信する情報をこまめにチェックし、動向を把握することが大切です。
関連記事をチェックマーケットプレイスの指標③出来高
FiNANCiEでコミュニティトークン(CT)を購入する際、「在庫」と「時価総額」に加えて注目すべき重要な指標が「出来高」です。
アプリ版・Web版のどちらのマーケットプレイスを閲覧する場合も、「出来高」は「時価総額」と並んで表示されます。
以下では、FiNANCiEのマーケットプレイスにおける「出来高」の意味や、そこから読み取れる情報をご紹介していきます。
「出来高」の意味
FiNANCiEのマーケットプレイスにおける「出来高」とは、直近30日間で取引されたコミュニティトークンの合計額を指します。
出来高は売買が成立したトークンの合計額となるため、売買不成立となったトークンは含まれません。
また、株式市場では株数で表されることが多い出来高ですが、FiNANCiEでは日本円で表示されるため、より直感的にそのトークンの取引規模を把握可能です。
「出来高」から分かること
「出来高」が高いコミュニティトークンほど、売買が活発に行われており、流動性が高いことが分かります。
具体的には、FiNANCiEでは出来高算出の期間を30日間としているため、約1カ月間でどれだけトークンが活発に取引されたかが分かります。
取引が活発で流動性が高いとどのようなメリットがあるのかは、以下で確認していきましょう。
流動性の高さ
出来高が高いトークンは流動性が高く、売買が成立しやすいという大きなメリットがあります。
流動性が高いトークンの場合は、購入したいときにすぐに購入したり売却したいときに迅速に売却したりできるため、投資戦略を柔軟に実行することが可能です。
反対に出来高が低い場合は、希望する価格でトークンを売買できない「流動性リスク」が高まります。
価格上昇時と出来高増加が重なるときがチャンス
トークン価格の上昇と出来高の増加が同時に発生する場面は、投資においてチャンスとなる可能性があります。
価格上昇時の出来高の急増は、投資家の注目が集まっていることを示し、上昇トレンドの継続が期待できるためです。
ただし、出来高の増加は価格下落時にも発生することがあり、この場合は、さらにトークン価格が下がる可能性が高いです。
つまり、出来高だけでは価格動向を読み取ることはできないため、価格チャートと合わせて総合的に分析することが重要です。
マーケットプレイスの指標④値幅制限
FiNANCiEのマーケットプレイスには、トークン価格の急激な変動を防ぐ目的で「値幅制限」が設けられています。
この「値幅制限」は、「時価総額」や「出来高」の下方に表示されており、アプリ版とWeb版の両マーケットプレイスで確認が可能です。
値幅制限は投資家を保護するための重要な仕組みなので、トークン購入時には必ず確認しておきましょう。
「値幅制限」の意味
FiNANCiEの「値幅制限」とは、トークン価格の乱高下を抑制するために設けられた仕組みです。
FiNANCiEでは、毎日昼12時に「値幅制限基準」が更新され、この値幅制限基準をもとにトークンの上限値と下限値が定められます。
- 上限値:値幅制限基準の+200%
- 下限値:値幅制限基準の-50%
なお、更新直前の取引後のトークン単価が「値幅制限基準」となり、過去に取引履歴がない場合は、マーケット開始時の単価が基準値として使用されます。
「値幅制限」から分かること
値幅制限からは、トークンの1日における上限値と下限値を、あらかじめ把握することが可能です。
上限+200%という設定により、トークン価格は基準値の最大3倍まで上昇する可能性がある一方、下限-50%という設定のおかげで基準値の半分未満にはならないことが保証されています。
この仕組みにより、投資家は予想外の急激な価格変動リスクを軽減でき、計画的な投資戦略を立てることが可能です。
また、値幅制限に近づいている場合は、その日の取引における価格変動が大きいことを示しており、市場の注目度や取引の活発さを判断する材料としても活用できるでしょう。
FiNANCiEのマーケットの見方|まとめ
FiNANCiEのコミュニティトークン(CT)を購入する際は、マーケットプレイスに表示される各指標を確認することが推奨されます。
具体的には、「在庫」「時価総額」「出来高」「値幅制限」といった4つの指標があり、トークン単価やチャートと併せて確認することで、価格動向を予想しやすくなります。
FiNANCiEを始めたばかりでトークン購入のタイミングが分からないという方は、ぜひ、本記事を参考にしながらマーケットプレイスを利用してみてください。