FiNANCiEとHISが業務提携!地方創生の狙いからプロジェクト第1弾まで解説
2025年12月、FiNANCiE(フィナンシェ)とHIS(エイチアイエス)が業務提携し、共同で「第2のふるさとプロジェクト」を立ち上げることが発表されました。
このプロジェクトは、コミュニティトークン(CT)の発行と地方自治体との連携を通じて、各地域で新しい「関係人口」を創出し、地方創生につなげることを目的としています。
本記事では、FiNANCiEとHISの業務提携の概要や意義を解説するとともに、「第2のふるさとプロジェクト」の立ち上げの背景や、初回の『木曽馬みらいラボ』の詳細についても紹介します。
目次
FiNANCiEとHISが業務提携を発表
トークン発行型プラットフォームFiNANCiEと旅行会社HISが業務提携し、その一環として「第2のふるさとプロジェクト」を立ち上げました。
それぞれの事業の強みを生かし、各地方自治体で新たなコミュニティの形成と関係人口の拡大を支援しながら、地方創生につなげるプロジェクトです。
第1弾として長野県・開田高原を拠点にした『木曽馬みらいラボ』がFiNANCiE上で公開され、今後もさまざまな地域プロジェクトへの参画が予定されています。
業務提携の概要と発表内容
FiNANCiEとHISの業務提携は、2025年12月9日に発表されました。
両社の事業ノウハウを掛け合わせ、持続可能な地方創生モデルを創出することが発表されています。
FiNANCiE上の他オーナーとの連携や、トークン保有者限定のツアーなど、デジタルとリアルを融合させた新しい体験や価値の創出についても触れられています。
さらに、今回の業務提携に関しては、株式会社WAFUKU Labsが運用面をサポートする予定です。
なぜ今、FiNANCiEとHISが手を組んだのか
FiNANCiEとHISが業務提携した背景には、新しい地方創生モデルの必要性が高まっていることが挙げられます。
これまでHISは、Web3技術と旅行体験を融合させた「Traveler’s Canvas」や「Travel & Snap to Earn(SNPIT)」の地域プロジェクトで成果を上げてきました。
この地方創生の取り組みをさらに広めるには、持続可能な自走型コミュニティの設計が重要です。
そこで、中長期的なコミュニティ形成に強みを持つWeb3サービスFiNANCiEとの業務提携に至った経緯があります。
関連記事をチェック提携の狙いは「地方創生」と「関係人口の創出」
FiNANCiEとHISの業務提携の狙いは、観光などの一時的な需要に依存しない、持続可能な地方創生モデルの創出にあります。
特に少子高齢化や人口流出が進む過疎地域では、関係人口の創出が欠かせません。
FiNANCiEとHISは、それぞれの事業の強みを生かして、これらの課題解決に取り組みます。
ここでは、FiNANCiEとHISの業務提携の狙いをさらに詳しく見ていきましょう。
観光だけに頼らない地方創生モデル
FiNANCiEとHISの業務提携が目指すのは、観光・旅行だけに依存しない地方創生モデルの創出です。
観光客が増えれば地域の消費は増加しますが、リピート訪問がなければ一時的な盛り上がりにとどまり、持続的な地域活性化は見込めません。
一方、FiNANCiEとHISは、今回の業務提携により現地にいなくても地方自治体を支援できる仕組みを整えます。
これにより、各地方自治体は観光以外でも安定した収入源を確保でき、中長期的な地域活性化を図れます。
「関係人口」を軸にした新しい地域との関わり方
関係人口とは、その地域に住む人(定住人口)や一時的な観光客・旅行客(交流人口)以外で、地域に継続的に関わっている人を指します。
例えば、特定の地域にふるさと納税を続けている人が代表例です。
特に過疎化が進む地方自治体では、地域の存続のために関係人口の拡大が欠かせません。
FiNANCiEとHISは、旅行事業にトークンを組み合わせることで、デジタルとリアルの両面から関係人口を生み出し、「新しい地域との関わり方」を提供していく予定です。
FiNANCiEとHIS、それぞれの役割と強み
畑違いにも見えるFiNANCiEとHISが手を組んだ背景には、各事業を掛け合わせた相乗効果への期待があります。
コミュニティ形成に強みを持つFiNANCiEと、リアル体験の設計に長けたHISは、業務提携によって互いを補完し合い、持続可能な地方創生モデルの創出を後押しします。
ここでは、FiNANCiEとHISそれぞれの役割・強みの面から、今回の業務提携の意義を深掘りしていきましょう。
FiNANCiEが担うコミュニティ・トークン設計
FiNANCiEが担うのは、トークンを活用した持続可能なコミュニティの形成です。
原則としてFiNANCiEのプロジェクトは、トークンを購入すれば誰でも参加でき、全国どこにいても好きな地域のコミュニティに属することが可能です。
純粋にその土地を好きなファンはもちろん、投機的な価値に惹かれてトークンを購入する人まで、幅広い層から支援者を募る仕組みとなっています。
また、地方自治体の様子はFiNANCiEのプラットフォーム上で共有され、「今現地がどうなっているのか分からない」という課題も解消されるでしょう。
このようにFiNANCiEは、トークンを活用することで全国どこからでも参加でき、情報共有や交流がしやすい地域コミュニティの設計に携わっています。
FiNANCiE公式サイトを見るHISが持つ地域ネットワークとリアル接点
前提として、地域コミュニティに参加してもらうには「その土地を知ってもらうこと」と、「応援したいと思えるような魅力」が必要です。
この2つを担うのが、リアル体験の設計に強みを持つHISです。
事業ノウハウを活かして各地方自治体の隠れた魅力を発掘・発信し、地元企業や行政も巻き込みながら、地域支援に必要なネットワークを構築しています。
さらに、ツアーやイベントなどの企画を通じて、支援者がその土地の魅力に実際に触れる機会を提供する見込みです。
いわば「この地域コミュニティを応援したい」という動機を生み出し、コミュニティへの参加を後押しする役割を果たします。
Web3とリアルをつなぐ協業体制
FiNANCiEとHISは、業務提携によってそれぞれの強みをさらに強化し合います。
具体的には、FiNANCiEが全国どこからでも参加・交流できるコミュニティを形成し、HISがリアル体験を提供することで、参加を後押しする仕組みとなっています。
デジタル・リアルそれぞれの弱点を、両者の掛け合わせによって解決しながら、新たな地域との関わり方を模索していく体制です。
運営・実行を支えるWAFUKU Labsの存在
FiNANCiEとHISの業務提携にあたり、株式会社WAFUKU Labsがプロジェクトの運用面をサポートします。
株式会社WAFUKU Labsはweb3・ブロックチェーン分野におけるBtoB事業を展開しており、地方自治体や地域コミュニティ形成での活動実績も豊富です。
ここでは、FiNANCiEとHISの業務提携を支える株式会社WAFUKU Labsの基本情報を見ていきましょう。
地方自治体・地域コミュニティ運営の支援実績
WAFUKU Labsは、Web3事業の支援やNFTプロジェクトのコンサルティングを手がけています。
2022年開始のNFTプロジェクト「WAFUKU GEN」は総取引高約2億円・コミュニティメンバー8,500名を超え、Web3界において確かな実績を誇る企業です。
また、Web3技術やNFTを活用した地方自治体・地域コミュニティ運営における支援実績の豊富さも注目すべきポイントといえます。
代表的なのは2023年のHISとの共同プロジェクト「Traveler’s Canvas」で、NFTを活用してファンと各地域の結びつきを深めることに成功しました。
これらのノウハウを活かし、今回の参画においても強力なサポートが期待されます。
今回の取り組みにおけるWAFUKU Labsの役割
FiNANCiEとHISの業務提携においてWAFUKU Labsが担うのは、プロジェクトの運用と実行です。
すでに「第2のふるさとプロジェクト」への参画が発表されており、第1弾の『木曽馬みらいラボ』プロジェクトについてもリードしていく見込みです。
WAFUKU Labsの参画により、FiNANCiEとHISによる共同プロジェクトの確かな実現性が確保されると考えられます。
Web3×地方創生がもたらす新しい可能性
Web3と地方創生の掛け合わせにより、デジタルとリアルを結びつけた新しい価値や体験の創出が可能です。
ここでは、FiNANCiEとHISの業務提携の意義について改めて整理していきます。
支援者から「当事者」へ変わるコミュニティ設計
従来の地域コミュニティは、地方自治体が決めた方針に沿って支援者が行動するという、いわば一方向的なものになりがちでした。
しかし、FiNANCiEには保有トークンを使った投票やイベントといった機能があり、支援者が運営元に直接声を届けられる仕組みです。
そのため、一人ひとりが「運営メンバー」という当事者意識を持ちやすく、より自発的な行動も促されます。
このように、Web3と地方創生の掛け合わせは、支援する側の意識に大きな変革をもたらす取り組みといえます。
デジタルとリアルを横断する関係人口づくり
Web3技術の活用により、オンラインとオフラインを行き来する新しい地域参加の実施が可能になる点も注目されています。
例えば、今後はトークン保有者限定の現地ツアーやイベントが企画され、参加特典としてトークンの付与も予定です。
リアルとデジタルの両方から関係人口を生み出せるため、効率的なコミュニティの拡大が期待されます。
FiNANCiE×HIS提携が示す新しい地方創生モデル
これまで見てきたように、FiNANCiEとHISの業務提携によって、デジタルとリアルの両面における関係人口の創出と、共創型の地域コミュニティの形成が可能になりました。
従来の固定観念に一石を投じ、地方創生に新たな方向性を示した形です。
また、トークンを保有し続ける限り地域との接点が生まれるため、単発に終わりがちな地域支援を持続可能にした点も、両者の業務提携における大きな意義と考えられます。
関連記事をチェックプロジェクト第1弾「第2のふるさとプロジェクト」と木曽馬みらいラボ
FiNANCiEとHISの共同プロジェクト第1弾として、「第2のふるさとプロジェクト」が立ち上がりました。
「旅先を「ただいま」に。」というビジョンの下で、今後は『木曽馬みらいラボ』を皮切りに複数の地域プロジェクトが展開される見込みです。
ここでは、「第2のふるさとプロジェクト」の意義とともに、『木曽馬みらいラボ』の詳細も確認していきましょう。
「第2のふるさとプロジェクト」立ち上げの背景
第2のふるさとプロジェクトは、FiNANCiEとHISが目指す新たな地方創生モデルを、より身近に感じてもらうべく立ち上がった背景があります。
「地域支援」というとイメージがわきにくいですが、ここにFiNANCiEのトークンの仕組みを取り込むことで、誰にも分かりやすい形になったといえます。
端的にいえば、FiNANCiEのトークンを保有すること自体が「関係人口」にあたり、支援者はリアル・デジタルの両面から地域と交流しつつ、オンライン上でプロジェクトの進捗を確認できる仕組みです。
このように、第2のふるさとプロジェクトは、新しい地方創生の方向性を具体的に示した取り組みと考えられます。
長野県木曽町・開田高原で始動した理由
「第2のふるさとプロジェクト」の最初の拠点となったのは、長野県木曽町・開田高原です。
開田高原は日本の生きた文化財ともいわれる在来馬「木曽馬」の産地であり、豊かな自然環境と長い歴史を有する土地としても知られています。
一方で、過疎化による人口減少や担い手不足などの深刻な課題を抱えており、持続的な支援が求められています。
こうした課題を解決するため、FiNANCiEで『木曽馬みらいラボ』が立ち上がりました。
木曽馬みらいラボの概要とプロジェクト内容
『木曽馬みらいラボ』プロジェクトは、現地法人である「おんたけウェルネスラボ」が中心となって運営します。
開田高原の自然と伝統を守り、日本の大切な固有種である木曽馬の命をつなぐことを目的とした取り組みです。
特に支援者を「当事者」にすることを重視しており、今後は広く意見を募りながら、持続可能で心地良い体験を提供していく方針となっています。
なぜ木曽馬をテーマにしたのか
木曽馬をテーマにした背景には、地域支援をより身近に感じてもらう意図があります。
木曽馬は開田高原という地域を象徴する生き物であり、彼らの命をつなぐ支援は、その古里を守ることにもつながるでしょう。
さらに、木曽馬を起点にすることで、ある種の「オーナー気分」を体感できる仕組みになっています。
単純に「開田高原を応援する」というより、多くの人の心に響きやすく、地域支援への参加も広がりやすいと考えられます。
コミュニティトークンの仕組み
トークンの仕組みの起点として、コミュニティには3頭の木曽馬が迎え入れられました。
プロジェクトのファンディング資金は、この木曽馬たちを育てるための環境整備資金に充てられる旨が明示されています。
また、このプロジェクトは支援者たちの当事者意識の向上にも力を入れており、今後はトークンを活用した支援者参加型のイベントが企画される可能性も否定できません。
トークン保有者が得られる体験・特典
『木曽馬みらいラボ』は、トークン保有者向けにさまざまな特別な体験を用意しています。
例えば、トークンの保有数に応じたFiNANCiE限定アイテムの付与に加え、現地での宿泊・飲食・レジャー施設の優待や、木曾馬とのふれあい・乗馬体験などが代表的です。
将来的には、FiNANCiEのトークン投票機能などを使って、支援者たちの希望に沿った特典も用意されるかもしれません。
FiNANCiE公式サイトで木曽馬みらいラボの特典をチェック
今後の展開とFiNANCiE×HIS提携の展望
FiNANCiEとHISは今後も提携を続けながら、新たな地方創生モデルの創出や地域活性化に取り組む予定です。
ここでは公式発表をもとに、今後の共同プロジェクトの展開や、両社の業務提携における展望について整理していきます。
今後予定されている地域プロジェクト
FiNANCiEとHISは、『木曽馬みらいラボ』に続き、複数の地域プロジェクトを展開する予定があると公表しました。
2026年3月時点では、具体的な地域名やプロジェクト内容は伏せられており、今後の発表に注目が集まります。
また、この共同プロジェクトでは、FiNANCiEの他オーナーとの提携も視野に入れられています。
詳細は未定ですが、今後はFiNANCiEのプラットフォーム全体を巻き込んだ展開も考えられるでしょう。
地方創生モデルとしての可能性と注目点
FiNANCiEとHISは、Web3とリアルの融合という新たな可能性を地方創生にもたらしました。
単発になりがちだった地域創生モデルに持続性を持たせたことは、他モデル創出の起爆剤として機能すると考えられます。
今後は、FiNANCiEとHISをモデルケースに、競合他社からも新しい地域支援の方法が生まれ、地方創生運動の持続的な盛り上がりにつながるでしょう。
FiNANCiEとHISの業務提携|まとめ
FiNANCiEとHISは2025年12月に業務提携を果たし、デジタルとリアルを融合させた地方創生モデルの創出に共同で取り組んでいます。
その一環として開設された「第2のふるさとプロジェクト」は、各地方自治体と支援者の間に接点を生み出しつつ、中長期的な支援につなげる狙いがあります。
FiNANCiEとHISの取り組みについてさらに詳しく知りたい場合は、ぜひFiNANCiEの『木曽馬みらいラボ』も確認してみると良いでしょう。
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