FiNANCiEに興味を持ちながらも、フィナンシェトークン(FNCT)とコミュニティトークン(CT)の違いや仕組みが分からず、サービスの利用を躊躇している方もいるのではないでしょうか。
当然どちらもFiNANCiEサービスに関連したものですが、フィナンシェトークンは仮想通貨(暗号資産)であるのに対し、コミュニティトークンはFiNANCiE内でのみ使用できるデジタルアイテムとなっています。
本記事では、フィナンシェトークンやコミュニティートークンを安心して購入するために、両者の違いや注意点を解説していきますので、FiNANCiE初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
目次
フィナンシェトークン(FNCT)とコミュニティトークン(CT)の4つの違い
フィナンシェトークン(FNCT)とコミュニティトークン(CT)は、FiNANCiEで利用できる2種類のトークンですが、その特徴は大きく違います。
ここでは、性質・メリット・購入方法・活用方法の4つのポイントから、各トークンの違いを詳しく解説していきます。
FiNANCiEを利用するためには重要な内容ですので、しっかり理解しておきましょう。
性質の違い
フィナンシェトークン(FNCT)はEthereum(イーサリアム)とPolygon(ポリゴン)といったブロックチェーン上で発行される仮想通貨(暗号資産)で、取引所での取引が可能です。
一方、コミュニティトークン(CT)はFiNANCiEアプリ内で発行されるデジタルアイテムで、ブロックチェーンには対応していません。
そのため、フィナンシェトークンは仮想通貨として外部での取引が可能ですが、コミュニティトークンはアプリ内での利用に限定される点が違います。
メリットの違い
フィナンシェトークン(FNCT)のメリットは、仮想通貨(暗号資産)取引所での流通により価値の上昇を期待できる点や、コミュニティトークン(CT)の購入やその他のアプリ内サービスに割引が適用される場合がある点です。
一方、コミュニティトークンのメリットは、特定のコミュニティの支援や活動に参加できる点で、例えば、スポーツクラブやクリエイターを支援することで、限定イベントへの参加権を得られることが挙げられます。
このように、両者のメリットには明確な違いがあることを認識しておきましょう。
購入方法の違い
フィナンシェトークン(FNCT)は、コインチェックやOKコイン・ジャパンといった仮想通貨(暗号資産)取引所で日本円により購入が可能です。
一方のコミュニティトークン(CT)は、FiNANCiEのプラットフォーム上でのみ購入が可能で、購入にはFiNANCiEポイントが必要となります。
また、FiNANCiEポイントはフィナンシェトークンで決済すると4%の割引が受けられますが、フィナンシェトークン決済はWebブラウザ版のみ利用可能となっています。
活用方法の違い
フィナンシェトークン(FNCT)は仮想通貨(暗号資産)として資産運用の対象となることに加え、コミュニティトークン(CT)の購入時の決済手段としても利用できます。
一方でコミュニティトークンは、各プロジェクトやクリエイターを支援するためのトークンとして機能し、コミュニティ限定のコンテンツやイベントへのアクセス権としても活用可能です。
また、コミュニティの成長度合いを示すランキングで上位に入ったコミュニティのトークンを一定量保有していると、フィナンシェトークンが付与されるという仕組みもあります。
フィナンシェトークン(FNCT)は仮想通貨(暗号資産)
フィナンシェトークン(FNCT)はブロックチェーンを活用したクラウドファンディングサービス「FiNANCiE」の仮想通貨(暗号資産)です。
フィナンシェトークンはFiNANCiEポイントの決済手段となっているほか、投票決議案への参加を可能にする「ガバナンストークン」としての役割も持っています。
ここでは、フィナンシェトークンの基本的な特徴・購入方法・活用方法・注意点に至るまで詳しく解説していきます。
フィナンシェトークンの特徴
フィナンシェトークン(FNCT)はイーサリアム(Ethereum)とポリゴン(Polygon)の2つのブロックチェーン上に流通しており、総発行数は200億FNCTに設定されています。
フィナンシェトークンはFiNANCiEポイントを購入する際の決済手段となっていることに加え、プロジェクトの成長とともに価値が変動する性質を持っています。
また、仮想通貨(暗号資産)取引所での購入・取引が可能でFiNANCiE外でも流動性が確保されており、幅広い活用方法が期待できるでしょう。
フィナンシェトークンの購入方法
フィナンシェトークン(FNCT)の購入方法は、大きく分けると3つの手順となっています。
まず、フィナンシェトークンは国内仮想通貨取引所のコインチェックとOKコイン・ジャパンで取り扱っているため、これらで口座開設することから始めましょう。
そして、仮想通貨取引所で口座が開設できたら、銀行振込やクレジットカード決済などにより開設した口座に日本円を入金します。
最後に、仮想通貨取引所で入金した日本円を使って、必要な数量のフィナンシェトークンを購入するといった流れになります。
フィナンシェトークンの活用方法
フィナンシェトークン(FNCT)には様々な活用方法がありますが、ここでは主な3点を解説していきましょう。
まず、フィナンシェトークンはコミュニティトークン(CT)購入に必要なFiNANCiEポイントを購入でき、その際は購入額に対して4%の割引が適用されます。
そして、フィナンシェトークンの保有数に応じて「グレード特典」が受けられ、最上位のSグレードになれば常に2%のポイントバックが受けられます。
最後に、「ガバナンスへの参加」という活用方法もあり、一定数以上のフィナンシェトークンを保有すればFiNANCiEの成長に関する投票活動への参加が可能です。
フィナンシェトークンの注意点
フィナンシェトークン(FNCT)の注意点として、まずは価格変動のリスクがあり、価格が上昇することもあれば下落することもある点を理解しておかなければなりません。
なお、フィナンシェトークンはFiNANCiEサービスの盛り上がりによっても価格が変動すると考えられるため、FiNANCiE上の各コミュニティの活動や動向にも着目してみるとよいでしょう。
また、フィナンシェトークンの価格や価値が上昇すれば、売却により利益を得られる可能性もありますが、その場合の利益は「雑所得」として課税対象になり、確定申告が必要になる点にも注意が必要です。
コミュニティトークン(CT)はデジタルアイテム
コミュニティトークン(CT)はFiNANCiEアプリ内にある各コミュニティにおいて、それぞれが個別に発行・運営しているデジタルアイテムです。
ここでは、コミュニティトークンの基本的な特徴・購入方法・活用方法・注意点に至るまで詳しく解説していきますので、コミュニティへの参加を検討している方は参考にしてみてください。
コミュニティトークンの特徴
コミュニティトークン(CT)は基本的にはFiNANCiE上で活用することを想定しており、プロジェクトへの応援や参加の証として位置付けられています。
サポーターと呼ばれる支援者は、コミュニティトークンを通じてプロジェクトやコミュニティに深く関わりながら、その成長を支えていくことができます。
また、コミュニティトークンは、株式・有価証券・法定通貨・仮想通貨(暗号資産)のいずれにも該当せず、アプリ内での二次流通が可能となっている点も特徴です。
コミュニティトークンの購入方法
コミュニティトークン(CT)はFiNANCiE内で購入することになるため、まずはFiNANCiEのアカウントを作成することから始めましょう。
そして、コミュニティトークンは直接日本円で購入することができないため、まずはFiNANCiEポイントを購入し、購入したFiNANCiEポイントを使ってコミュニティトークンを購入します。
決済手段はクレジットカードや銀行振込など複数ありますが、フィナンシェトークン(FNCT)を選択すると4%の割引が適用されるためお得です。
コミュニティトークンの活用方法
コミュニティトークン(CT)を保有することで様々な活用方法があり、例えば、プロジェクトやクリエイターが独自に設定する特典の一つとして、コミュニティ限定のコンテンツやイベントへのアクセス権を得ることができます。
また、プロジェクトの運営に関する投票権を得ることもできるので、イベントの開催内容や資金の活用方法など、コミュニティの意思決定に関わることが可能です。
さらに、コミュニティトークンはマーケットプレイスでの売買が可能で、プロジェクトの成功や注目度の高まりによってトークンの需要が増えれば、価格上昇の恩恵を受けられる可能性があります。
コミュニティトークンの注意点
コミュニティトークン(CT)の価格は、市場の動向やプロジェクトの進捗状況により大きく変動する可能性があり、安定した価値が保証されているわけではないため、トークンの売買は慎重に判断することが重要です。
また、売買によって得た利益が「雑所得」として課税対象となるケースもあるので、税務処理など適切に対応することが求められます。
さらに、支援しているプロジェクトが計画通りに進行せず、途中で中止となるリスクも考えられるため、長期的な視点を持ちつつ情報を精査しながら参加することが大切です。
フィナンシェトークン(FNCT)とコミュニティトークン(CT)に関するQ&A
ここまでフィナンシェトークン(FNCT)とコミュニティトークン(CT)の違いやそれぞれの特徴などをまとめてきましたが、その他ユーザーからよく寄せられる疑問についてQ&A形式でまとめています。
価格・税金・コインチェックに関して気になる情報を解説しており、FiNANCiEを利用するにあたって重要なので、詳しく知りたい方はぜひご参照ください。
価格はどのように決まる?
フィナンシェトークン(FNCT)の価格は、仮想通貨(暗号資産)取引所での需要と供給によって決まり、市場全体の動向やFiNANCiEの成長度合いが価格に影響を与えます。
一方、コミュニティトークン(CT)の価格は、初期販売時はオーナーが設定した固定価格となり、その後はFiNANCiEのマーケットプレイスでの需要と供給によって変動します。
コミュニティトークンはFiNANCiE内の動向に影響を受け、フィナンシェトークンはFiNANCiE外の動向にも影響を受けるといった違いを覚えておきましょう。
保有すると税金がかかる?
通常、フィナンシェトークン(FNCT)もコミュニティトークン(CT)も保有しているだけでは課税対象とならず、売却して利益を得たときに「所得税」「法人税」の課税対象となります。
ただし、エアドロップでコミュニティトークンを無償で取得し、そのトークンに経済的価値があるとみなされた場合には、保有した時点で「贈与税」「所得税」「法人税」のいずれかが課せられます。
また、フィナンシェトークンはフィナンシェポイントの購入にも使用できますが、その際も「仮想通貨を売却した」とみなされ課税対象となるので、あらかじめ把握しておきましょう。
コインチェックに上場している?
フィナンシェトークン(FNCT)は、コインチェック取引所に2023年3月上場し、2024年2月からは販売所でも取り扱いが開始され、より簡単に購入できるようになりました。
また、コインチェックのほか、OKコイン・ジャパンでも上場しており、2025年1月時点ではこの2つの仮想通貨(暗号資産)取引所で取引可能です。
なお、コインチェックはイーサリアム(Ethereum)のみですが、OKコイン・ジャパンは送金手数料が安いポリゴン(Polygon)チェーンにも対応しています。
フィナンシェトークン(FNCT)とコミュニティトークン(CT)の違いを解説|まとめ
この記事では、フィナンシェトークン(FNCT)とコミュニティトークン(CT)の違いや、それぞれの特徴を詳しく解説してきました。
両者の大きな違いを挙げると、フィナンシェトークンは仮想通貨(暗号資産)であるのに対し、コミュニティトークンはFiNANCiE内でのみ使用できるデジタルアイテムです。
両者は違う役割を持ちますが、どちらも活用方法は多様で上手く活用できればメリットも得られるので、興味のある方は注意点を踏まえつつ目的に応じたトークンを購入してみてはいかがでしょうか。