FiNANCiE(フィナンシェ)に続々登場しているミームトークンプロジェクトですが、従来のコミュニティトークン(CT)やミームコインとの違いがよく分からないという人も多いでしょう。
FiNANCiEのミームトークンは従来のミームコインに比べて詐欺・リスクの心配がなく、大きなリターンに期待できる点が魅力です。
本記事では、FiNANCiEのミームトークンの特徴や購入するメリット、2025年1月よりリリースが開始された「social.meme(ソーシャルミーム)」などについて解説していきます。
目次
FiNANCiEのミームトークンとは
FiNANCiEのミームトークンとは、FiNANCiEのサービス内でのみ利用できるデジタルアイテムです。
FiNANCiEでは続々とミームトークンに関するプロジェクトが実施されており、注目度の高いコミュニティトークン(CT)でもあります。
FiNANCiEのミームトークンの意義やメリットを理解するためにも、まずは基本的な情報を理解しておきましょう。
世界的トレンド「ミームコイン」をコミュニティトークン(CT)で再現
ミームトークンとは、FiNANCiEのコミュニティトークン(CT)におけるカテゴリの1種で、世界的トレンドであるミームコインを再現している点が特徴的です。
ミームコインとは、インターネット上で親しまれているミーム(ジョーク)に影響を受けて開発された仮想通貨で、近年では米大統領ドナルド・トランプ氏が発行した「TRUMP」が話題を集めました。
明確な発行目的・用途・事業性がない点がミームコインの大きな特徴であり、これをトークンナイズしたミームトークンは、手軽な「お遊び」感覚で楽しめるデジタルアイテムといえます。
ミームコインとの違い
ミームコインとミームトークンは、独自ブロックチェーン技術の有無や、「カレンシータイプ」「アセットタイプ」のような分類の点で違いがあります。
なお、ミームコインの多くは国内の仮想通貨取引所で販売されておらず、購入には海外の仮想通貨取引所を利用しなければなりません。
その点、ミームトークンは日本発サービスのFiNANCiEで購入でき、日本国内のユーザーにとってはミームコインより購入が簡単な点も、両者の違いといえるでしょう。
ミームトークンのプロジェクトは第10弾を突破
2025年2月時点において、FiNANCiEのミームトークンプロジェクトは第10弾を突破しました。
プロジェクト第1弾は、FiNANCiE代表でもある國光宏尚氏が2024年6月に発行した『DaoCorn』で、現在はメンバーが4,000名を超える人気プロジェクトに成長しています。
また、2024年11月には第6弾企画としてホリエモンこと堀江貴文氏が『ホリエトークン』を発行するなど、著名人の参入も続いており、今後も注目度の高いプロジェクトが登場する可能性は高いです。
FiNANCiEのミームトークンの特徴
FiNANCiEのミームトークンは、従来と同様に、プロジェクトの資金調達・マーケットプレイスでの売買取引・ギフトなどに利用できますが、一方で、他のコミュニティトークン(CT)とは異なる点もあります。
知らずに購入すると金銭的な損失につながりかねないため、FiNANCiEのミームトークンの大きな特徴についてしっかりと理解しておきましょう。
ノープロミス・ノーユーティリティ・ノーロードマップ
FiNANCiEのミームトークンは、販売の仕組みは従来のコミュニティトークンと同様であるものの、ロードマップや保有特典については一切設けられていません。
例えば、一般的なコミュニティトークンは「新しいゲームアプリの開発・リリース」のような目標を掲げており、プロジェクトのサポーターには、返礼品といった還元が行われることが多いです。
ミームトークンにはこれらが一切ないため、実質的価値には期待できないものの、プロジェクトがどこに向かうのか分からないワクワク感があり、工程そのものを楽しめるプロジェクトといえるでしょう。
誰でも気軽に購入できる
ミームトークンは、明確なロードマップやプロジェクト目標がないだけに、誰でも気軽に参加しやすいのが特徴です。
もともとジョークをもとにしたミームコインは、「ノリ」で購入しやすく、例えば「SNSのインフルエンサーが紹介していたから」などの理由で購入するユーザーも少なくありません。
同じくミームトークンも目的なしに購入しやすいため、幅広いユーザーの興味を引きやすく、その結果、購買層の多様化にもつながっています。
FiNANCiEのミームトークンの作り方
FiNANCiEのミームトークンの公式の作り方として、他のコミュニティトークンと同様に、FiNANCiEの「オーナー募集ページ」からの申込みや、所定の審査の通過が必要となります。
なお、ミームトークンはFiNANCiEの実験的プロジェクトであり著名人とのコラボも多いことから、審査が厳しく従来のコミュニティトークン(CT)やミームコインと比べると発行が難しいと考えられます。
一方のミームコインは、発行目的や事業性が不明確でも、Web上に作成用プラットフォームが存在しているため、作り方自体は簡単だといえるでしょう。
FiNANCiEのミームトークンのメリット

FiNANCiEのミームトークンは、従来のミームコインに比べて安心して利用でき、さらに金銭的なリターンの可能性が高いといったメリットにも期待できます。
ここでは、FiNANCiEのミームトークンならではのメリットについて詳しく解説していくため、購入を検討している人はぜひ確認してください。
詐欺・リスクの心配が少ない
従来のミームコインは発行目的・用途を決めずに誰でもすぐ発行できることから、著名人へのなりすましや利益の巻き上げといった詐欺・不正行為が多発しており、購入者のリスクが高いのが課題でした。
その点、FiNANCiEのミームトークンは、一定の審査に通過したプロジェクトだけが発行できるため、このようなリスクは少ないといえます。
もちろん購入時の注意点はあるものの、従来のミームコインに比べると信頼性が高く、誰でも安心して購入できるでしょう。
価格高騰によるリターン
ミームトークンやミームコインは、仮想通貨の中でも短期間で急激な価格変動が起こりやすいのが特徴です。
特に、SNSやインフルエンサーの影響は大きく、数時間~数日で価格が数倍になるケースは珍しくありません。
つまり、購入時よりも高値で売却しやすく、大きな金銭的リターンを得られる可能性が高いです。
売り時の見極めが必要ではあるものの、ミームトークンは、投資を重視する人には大きな魅力を持つデジタル資産といえます。
日本国内のミーム市場に早期参入できる
日本で初めてのミーム銘柄は2013年12月発行の「モナコイン(MONA)」ですが、それ以降国内のミーム銘柄に目立った動きはなく、海外に比べて市場は未成熟です。
つまり、FiNANCiEのミームトークンプロジェクトは国産ミーム銘柄のパイオニアであり、トークンを保有することで、黎明期の日本ミーム市場に参入できます。
今後、日本のミーム市場が大きく成長すれば、トークンの早期保有者には大きなステータス・リターンの可能性もあるでしょう。
「social.meme(ソーシャルミーム)」とは、LINEを活用したミームトークン専用ローンチプラットフォームサービスで、2025年1月よりFiNANCiEで提供が開始されました。
LINEゲームで遊ぶだけでミームトークンを獲得でき、これから新しくミームトークンを始める人にも使いやすいです。
ここでは、「social.meme(ソーシャルミーム)」の概要について解説します。
ミームトークン専用ローンチプラットフォームサービス
「social.meme」とは、公式にライセンスを受けたミームトークンだけを発行するローンチプラットフォームサービスです。
ミームトークンの課題である、なりすまし・詐欺といったリスクを排除し、信頼性の高いミームトークンのみを取り扱うため、安心して利用できます。
「social.meme」でミームトークンを受け取るには、ローンチプールとLINEゲームの2通りの方法があります。
プラットフォーム①ローンチプール
「social.meme」では、FiNANCiEのプラットフォームトークンであるフィナンシェトークン(FNCT)をローンチプールに一定期間預け入れる(ロック)ことで、ミームトークンがもらえます。
ロック中のフィナンシェトークンの売買や譲渡は不可ですが、ただ預けておくだけでミームトークンを増やせるため、不労所得を得たい人には向いているでしょう。
なお、ローンチプールにアクセスできるのはパソコンからのみで、預け入れに必要なのは Polygonブロックチェーン上のフィナンシェトークンである点に留意してください。
プラットフォーム②LINEゲーム
LINE上でタップゲームに参加してポイントを貯めると、「social.meme」でミームトークンを受け取れる仕組みで、LINEユーザーなら特別なダウンロード不要ですぐに利用開始できます。
ゲーム内容は、画面に表示されるキャラクターの周辺をタップするだけの簡単操作なので、ゲームに馴染みの少ない人でも参加しやすいでしょう。
毎日ログインするだけでポイントがもらえる「デイリーリワード」や、特定アイテムの獲得で特別ボーナスがつく「デイリーコンボ」などの機能もあり、毎日これらを楽しむだけで着実にミームトークンを増やせるのが魅力です。
FiNANCiEのミームトークンの注意点

FiNANCiEのミームトークンにはさまざまなメリットがある一方で、利用範囲の狭さや価格暴落のリスクなどに留意してください。
思わぬ損失を回避するためにも、購入を検討している人は、ミームトークン購入時のリスクをよく理解しておきましょう。
ここでは、FiNANCiEのミームトークンの注意点を解説します。
FiNANCiE外での利用はできない
コミュニティトークンが利用できるのはFiNANCiEのサービス内のみであり、その1種であるミームトークンも、同じく外部サービスでの利用はできません。
例えば、「コインチェック」などの仮想通貨取引所での売買をはじめ、株式市場での売買、日本円のような貯金・決済・送金も不可です。
他の仮想通貨に比べて利用範囲は極めて狭いものの、FiNANCiE上であればマーケットプレイスでの売買・他者への譲渡が可能であり、ミームトークンの売却金は「売上金」として銀行口座への出金もできます。
価格暴落のリスク
先にも触れたように、ミームトークンは短期間で急激な価格変動が起こりやすく、想定外の価格高騰のチャンスがある一方で、突然の暴落のリスクも高いです。
特にミームコインは、一時的な急騰直後に大暴落し、その後は長く低調で推移するというケースが珍しくありません。
購入時より価格が上がらなければ、当然ながら差額分を失うことになるため、ミームトークンの購入を検討している人は、このような金銭的リスクを十分に理解しておきましょう。
FiNANCiE(フィナンシェ)のミームトークン|まとめ
FiNANCiE(フィナンシェ)のミームトークンとは、世界的トレンドである「ミームコイン」をコミュニティトークン(CT)で再現したものです。
FiNANCiEでは「social.meme(ソーシャルミーム)」の提供も開始しており、これまで海外の仮想通貨取引所でしか購入ができず、詐欺などのリスクも高かったミーム銘柄を、日本国内ユーザーも安全かつ手軽に購入できるようになりました。
ハイリスク・ハイリターンではあるものの、海外市場ではミームコインの取引が活発化していることから、今後は日本国内においてもミーム市場の盛り上がりが期待されます。