フィナンシェの新規プロジェクト立ち上げ方やコミュニティトークン(CT)設計のやり方

次世代のクラウドファンディングとして注目を集めているFiNANCiE(フィナンシェ)では、さまざまな目的を掲げたプロジェクトが展開されています。
自らがオーナーとなり、コミュニティトークン(CT)を発行することも可能ですが、どのようなやり方でプロジェクトを立ち上げればよいのか分からないという方は多いでしょう。
本記事では、新規プロジェクトの立ち上げ方をはじめ、トークン設計やコミュニティ運営を支援してくれる認定パートナーについても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
FiNANCiE(フィナンシェ)の新規プロジェクト立ち上げのやり方
FiNANCiEでは、一定の条件を満たしていれば、新規プロジェクトを立ち上げて、コミュニティトークン(CT)による資金調達をスタートさせることができます。
そして、多くのユーザーから共感を得て支援を集めることができれば、事業の拡大や長年の夢の成就が実現するかもしれません。
新規プロジェクの立ち上げは難しいようにも感じられますが、第一歩はとても簡単です。まずは、下記を参考にプロジェクト掲載の申し込みから始めてみましょう。
オーナー募集ページから申し込む
FiNANCiEで新規プロジェクトを立ち上げるには、オーナー募集ページにアクセスして、「プロジェクト掲載お申し込み」という名目の応募フォームに必要情報を入力します。
応募フォームは2種類あり、「フォーム1」ではプロジェクトにまつわる基本情報を、「フォーム2」ではプロジェクトと関連するSNSやWebサイトの情報を入力してください。
- メールアドレス
- プロジェクト名とフリガナ
- 代表者名/企業名とフリガナ
- 電話番号
- 所在地住所とフリガナ
- プロジェクトの内容・特徴
- プロジェクトのカテゴリ
- XのアカウントURL
- YouTubeのアカウントURL
- InstagramのアカウントURL
- TikTokのアカウントURL
- FacebookのアカウントURL
- Live配信(17/Mirrativ/showroom)のアカウントURL
- WebサイトのURL
なお、オーナー募集ページには、FiNANCiEサービスの特徴・詳細・事例なども掲載されているため、まずはそれらの内容を確認しておくとよいでしょう。
そして、応募フォームに必要事項を入力後、「送信する」をクリックすることで、プロジェクトの掲載申し込みが完了します。
審査を受ける
プロジェクト掲載の申し込み後は、株式会社フィナンシェによって審査が行われ、無事合格となればオーナーとなり、新規プロジェクトを立ち上げる準備が始まります。
審査は順次行われているため、応募が殺到している場合、合否判定が出るまで時間がかかる可能性もあります。
審査状況の個別連絡や不採用時の連絡は行っておらず、合格となった場合にのみ連絡がいく形になっているため、ご留意ください。
また、審査を受けられるのは日本在住の代表者・企業のみとなっている点にも注意が必要です。
コミュニティトークン(CT)設計のやり方とは
審査を通過して新規プロジェクトを立ち上げが認められれば、続いては具体的にコミュニティトークン(CT)の設計を始めていくことになります。
コミュニティトークンはサポーターとプロジェクトを結びつける重要なコンテンツであり、プロジェクト資金の調達につながるデジタルアイテムです。
新規プロジェクトの立ち上げをスムーズに進めていくためにも、前もってトークン設計の構想を練っておくとよいでしょう。
コミュニティが発行するトークンは2種類
FiNANCiEのプロジェクトでは、「トークン」と「コレクションカード」の2種類を、コミュニティトークンとして発行可能です。
どちらもブロックチェーンのシステムを使用して売買できる点が特徴で、プロジェクトの進捗やコミュニティの盛り上がりによって価格・価値が上昇する点も特徴といえるでしょう。
コミュニティトークンを購入したサポーターは、その価格が高まることで利益を得られる可能性もあるため、トークン設計がその後のコミュニティ運営に与える影響は大きいと考えられます。
種類①トークン
FiNANCiEのプロジェクトで設計できる「トークン」は、一種のポイントのようなもので、その数量を基準にして保有者にメリットを与えることができます。
例えば、「一定数以上のトークンを保有している人に、プロジェクトの将来を左右する投票への参加権を与える」といったメリットをつくることも可能です。
どのようなメリットやリターンを用意するかはプロジェクトによって異なりますが、このようにトークン設計を工夫することでコミュニティ運用の幅は広がります。
種類②コレクションカード
コレクションカードとは、デジタルで管理できるトレーディングカードのようなコンテンツです。
コレクションカードにはメインとなるカード画像だけでなく、音声や動画などさまざまなデータを設定できるのが特徴となっています。
プロジェクトの内容によっては、イラストや音声に価値が出る可能性があるため、その場合にはコレクションカード発行型コミュニティとして活動していくことが推奨されます。
具体的な活動としては、カード購入者限定のコミュニティを構築し、その中でリクエストなどを受け付けたうえで、定期的に新カードの販売を行います。
サポーターはカードを購入して収集する楽しみを味わいつつ、プロジェクトの支援が行える点が、コレクションカード発行型コミュニティの特徴です。
関連記事をチェック認定コミュニティパートナーにサポートしてもらう
新規プロジェクトの立ち上げに際してコミュニティトークンの設計は不可欠ですが、初めての場合は戸惑ってしまうこともあるでしょう。
株式会社フィナンシェはそのようなオーナーを支援するために、2024年5月に認定コミュニティパートナープログラム「FiNANCiE Community パートナーズ」の提供を発表しました。
プログラムの詳細は次の項目で詳しく解説しますが、オーナー初心者でもこのプログラムを活用することで、スムーズに新規プロジェクトを立ち上げられるはずです。
コミュニティ運営を支援するFiNANCiE認定パートナー
FiNANCiEはトークン設計やコミュニティ運営を行うオーナーを支援するために、4つのコミュニティをFiNANCiE認定パートナーに選任しました。
各コミュニティには独自の特徴があり、さまざまな実績を保有しています。
以下では、FiNANCiE認定パートナーの4つのコミュニティについて解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。
CryptoNinja Games(CNG)
『CryptoNinja Games(CNG)』は、Web3時代のゲーム制作を探求するコミュニティです。
「クリプトニンジャ」というキャラクターブランドを展開し、商標利用を解放することで、ゲーム開発などに積極的に利用されています。
運営者はクリプト界のトップインフルエンサーであるイケハヤ氏が務め、コミュニティメンバーは2025年4月時点で18,324人と、FiNANCiEでトップとなります。
コミュニティメンバーの層も幅広いので、サポーターの心理を考慮したアドバイスにも期待できるかもしれません。
Whiskey&Co.
『Whiskey&Co.』は、クラフトスピリッツの製造や販売、酒類を中心としたブランドのコンサルティングをしているプロジェクトです。
静岡県三島市で都市型マイクロ蒸留所を建設するなど、大規模な事業を展開し、2ヶ月連続アクティブコミュニティランキング4位を獲得しています。
まちづくりや地域ブランドの共創を目指しながら、地方創生プロジェクトにおけるトークン設計やコミュニティ運用を行っている点が特徴です。
A.E.B Project
『A.E.B Project』は、ストリート文化を尊重した新しい形のアパレルブランドで、Web3やAR技術を使った3DCGショップを展開しています。
3ヶ月連続アクティブコミュニティランキング1位を取るなどの実績があり、多くのファンを抱えているプロジェクトです。
投票機能やイベント機能を存分に活用してコミュニティ運用を行っているため、プロジェクト開設後の活動についても参考にできるでしょう。
CNPスタープロジェクト
『CNPスタープロジェクト』は、「クリプトニンジャ」から生まれたキャラクターIPを主軸に、NFTの発行などを行っています。
その他、NFTホルダー向けのアプリ・無料のスマホゲーム・漫画など、事業開発の分野は多岐にわたります。
そして、トレーディングカードを使ったプロジェクトも展開しているため、コレクションカード発行型コミュニティとして活動したい場合にも、頼りになるでしょう。
FiNANCiEで新規プロジェクトを立ち上げるメリット

FiNANCiEで新規プロジェクトを立ち上げた場合、資金調達のほかにも他のクラウドファンディングサービスでは得られないようなメリットにも期待できます。
以下では、2つの具体的なメリットについて解説していきますので、ファンディングを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
トークンによる資金集めが可能
FiNANCiEで新規プロジェクトを立ち上げた場合、まずはコミュニティトークンによる資金集めが可能となります。
そして、サポーターはトークンを保有することで限定イベントへの参加権が得られたりプロジェクトの進展に直接かかわれたりと、メリットも得られます。
さらに、プロジェクトやコミュニティが盛り上がるなどしてトークンの価格・価値が高まれば、リターンを得るチャンスもあるでしょう。
つまり、サポーターから資金を調達しながら、メリットやリターンを還元する仕組みが整えられている点が、FiNANCiEの魅力です。
サポーターとコミュニケーションが取れる
新規プロジェクトの立ち上げは資金面だけでなく、サポーターと綿密なコミュニケーションが取れるという点でもメリットがあります。
FiNANCiEのプロジェクトでは、従来のクラウドファンディングのように短期間で終わらず、長期的な付き合いになるのが基本です。
サポーターの意見を積極的に取り入れるために投票機能を活用したり、交流イベントでコミュニケーションを取ったりできるため、親密な関係を築きながらプロジェクトを進められます。
関連記事をチェックFiNANCiEで新規プロジェクトを立ち上げる際の準備

FiNANCiEで新規プロジェクトの立ち上げを計画しているのなら、準備を整えておくことが、審査合格の1つのポイントとなるでしょう。
無事にプロジェクトを立ち上げるため、そして順調なコミュニティ運営につなげていくためにも、ぜひ下記のポイントをチェックしてみてください。
プロジェクトの目的やサポーターの利益を明確にする
FiNANCiEで新規プロジェクトを立ち上げる際には、「具体的な目的」と「サポーターの利益」を明確にしておくことが重要です。
どのようなプロジェクトなのか活動の目的や計画や分からないと、サポーターは支援するメリットを見出せず、プロジェクト成功は難しくなるでしょう。
プロジェクトの立ち上げ時にはきちんと企画書を作成し、最終的な目標やロードマップ、サポーターへの特典などを考えておく必要があります。
既存プロジェクトを参考にする
新規プロジェクトの企画をまとめるには、FiNANCiEで成功している既存プロジェクトを参考にするのも1つのやり方です。
各プロジェクトの特徴を分析し、なぜサポーターが集まっているのかを把握できれば、自身の新規プロジェクトに情報を落とし込むことが可能です。
「プロジェクトの漠然としたイメージはあるけれど、詳細を詰めることができない」といった場合には、既存プロジェクトを参考に計画を練り直してみると良いでしょう。
新規プロジェクト立ち上げとトークン設計のやり方|まとめ
新時代のクラウドファンディングサービスと呼ばれるFiNANCiEでは、すでに多くのプロジェクトが進行しており、さまざまな分野・領域で成果を出しています。
今、事業の展開や夢の成就のためにファンディングを検討しているのであれば、この機会に、FiNANCiEで新規プロジェクトを立ち上げてみてはいかがでしょうか。
興味のある方は、本記事で紹介したプロジェクトの立ち上げ方・トークン設計のやり方を参考に、まずは自分の中にあるアイデアを形にするところから始めてみてください。